よくはあっていい

よくはあっていい

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なんとなくこの国で「欲を出すのはよくない(欲を持つと苦しくなる)」という空気があるのは、昔から「協力して生きる」ことが大事だったという背景もあるのだと思います。

武士の時代には「自分の欲より役目を果たすこと」が美徳とされ、戦時中には「お国のために」という言葉が広がった。学校教育の場面でも「皆と同じ」である事を求められる。などなど。

そういう価値観が長い時間をかけて積み重なった事が、「欲を抑えることがいいこと」=「欲を持つと苦しくなる」という極端な思い込みが生まれた理由の一つなのかなと勝手に思うわけですが、「欲」自体は決して悪いものではないです。

ただ、欲には色々な側面があって、自分を前に進める欲(成長・変化・挑戦)、自分を乱す欲(不安・焦り・比較)etc、どの欲に引っ張られているかで心の状態が変わります。

欲を抑え込みすぎると、本来の願望まで押しつぶしてしまい、自己否定やストレスにつながる。逆に、欲に飲まれすぎると「もっと」「まだ足りない」という焦りが強くなりバランスを崩す。結果、本来の目的や自分のペースを見失ってしまう。

実は、仏教の「ブッダ」も同じ事を経験しています。

若い頃のブッダは、「欲を消せば苦しみがなくなるはずだ」と信じて、極端な苦行を続けたそうです。例えば、呼吸を止め、食事を断ち、体が骨と皮だけになるほど追い込むなど。

でも、心は自由にならなかった

自由にならないどころか、欲をゼロにしようとすると逆に心が不自然になって苦しくなる。そうか、欲をなくすことではなく、欲に振り回されないことが大事なんだ、そう悟り苦行をやめた、というエピソードはよく知られているかもしれません。

「極端をやめると心は静かになる」という気づきですね。

これは私たちも同じで、欲を消そうとしすぎても、欲に振り回されすぎても心は疲れてしまう。

だから本当に必要なのは、欲をなくすことでも、欲を押し殺すことでもなくて、「欲はあっていい」と自分に許すことなのかもしれません。

許せない自分が出てきた時は、それだけ頑張り過ぎているというサインでもありますし、もっともっと自分に優しくしてもいいんだよという気づきでもありますね。

ではまた!
natsu







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