※Webサイトに掲載している記事のダイジェスト版となります。
■『ベンジャミン・フランクリン効果』とは?
相手に親切にしてもらうよりも、自分が相手に親切にする方が強い好意を抱くようになる『ベンジャミン・フランクリン効果』。
親切にされるよりも、自分が親切にする方が、その相手に対して強い好意を抱きやすい、という心理現象のことです。
◆由来とは?
『ベンジャミン・フランクリン効果』は、「アメリカ合衆国建国の父」と呼ばれている ベンジャミン・フランクリンが、自身と敵対している議員に対して「あなたの蔵書の中から珍しい本を貸してくれないか?」と小さな頼み事をしたことに由来します。
その頼みを受けた議員が本を貸すと、フランクリンは後日返却する際にお礼の気持ちを手紙にしたためたそうです。
それ以降、お互いの関係性は改善され、二人は生涯の友となったと言われています。
この経験から、フランクリンは「誰かに親切にすれば、その人に対して好感を抱きやすくなる」効果があることに気づいたのです。
■『ベンジャミン・フランクリン効果』が発生するメカニズム
『ベンジャミン・フランクリン効果』は、『認知的不協和』(矛盾)を解消するために『自己正当化』して相手の評価を高める、という心理現象によって生じると言われています。
つまり、「嫌い(もしくは何とも思っていない)相手に親切にした」という自身の行動と、「嫌い」という感情との間に矛盾(認知的不協和)が生じ、脳がその不快感を解消するために「親切にしたのだから、良い人なのだろう」と理由を後付けして『自己正当化』しようとするわけです。
■『ベンジャミン・フランクリン効果』と類似した心理効果
『ベンジャミン・フランクリン効果』と類似した心理効果として、『ハロー効果』と『ウィンザー効果』が挙げられます。
●特定の印象に引っ張られて全体を評価してしまう『ハロー効果』
●第三者からの情報に信憑性を感じるようになる『ウィンザー効果』
◆特定の印象に引っ張られて全体を評価してしまう『ハロー効果』
対象を評価する際に、その対象が有する1つの特徴に引っ張られて、その対象全体の評価が歪められてしまう『ハロー効果(後光効果、光背効果)』。
どちらも印象や評価の思い込み(偏り)に関する心理事象ですが、『ハロー効果』は相手に対して一方的に抱く印象であるのに対して、『ベンジャミン・フランクリン効果』は相手に親切にすることによって印象が変化する点に違いがあります。
◆第三者からの情報に信憑性を感じるようになる『ウィンザー効果』
当事者から発信・提示される情報よりも、第三者の口コミやレビューの方が信憑性が高いと判断するようになる『ウィンザー効果』。
どちらも人間関係や好意に影響を与える心理現象ですが、『ウィンザー効果』は第三者からの情報に「信憑性を感じる」のに対し、『ベンジャミン・フランクリン効果』は当事者の反応が「好意を抱く度合い」に大きく影響する点に違いがあります。
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