※Webサイトに掲載している記事のダイジェスト版となります。
■『美しい混乱効果』とは?
「弱さ」や「失敗」をさらけ出すことで、自分自身に対しては「無能」に感じる一方で、他人の目には好意的に映る現象を意味する『美しい混乱効果(The Beautiful Mess Effect)』。
つまり、この現象は「弱みを見せる」自己と受け手である他者の間に「評価の違い」が生じるようになる、ということをあらわしています。
ちなみに、自身の内情をさらけ出すことは『自己開示』と呼ばれています。
◆『プラットフォール効果』との違い
「有能な人」がミスや失敗をすると、かえって好感度が高まる現象を指す『プラットフォール効果』。
この『プラットフォール効果』と『美しい混乱効果』のどちらも「弱みを見せる」ことで好影響をもたらすという点では共通していますが、『美しい混乱効果』は「有能な人」に限らず、誰にでも生じるのが違いと言えます。
■『美しい混乱効果』を立証した実験
一見すると、「弱み」を打ち明けることはマイナスに捉えられがちですが、実際には意外にも良い印象を受け手に持たれることがあります。
この、自分の「弱さ」に対する自他の評価のズレが生じるという『美しい混乱効果』に関する実験が、2018年にドイツのマンハイム大学で実施されました。
マンハイム大学が実施した実験のおおまかな内容は、以下の通りです。
●参加者たちに「好きな相手に告白する状況」「ケンカの後に恋人に謝る状況」「職場で重大なミスをしたことを認める状況」などの心理的負荷が大きい状況を想像してもらう。
●「自らが欠点や失敗をさらけ出す行為」について、どう感じるかを言語化してもらう。
以上のことを行い、「自分自身の弱さを見せた人たちへの好感度」をチェックしました。
その結果、以下のようなことが明らかになりました。
●参加者の多くが、自分自身が「欠点や失敗をさらけ出す行為」をしていると想像すると、「自分は弱い人間だ」「無能だ」と感じた。
●逆に、他者が「欠点や失敗をさらけ出す行為」をしていると想像した場合、「その人は良い人間だ」と感じた。
これはつまり、「自分が欠点や失敗をさらけ出す」ことについては否定的に考える傾向があるのに対し、「他人が弱さを打ち明ける」ことについては肯定的に評価をする傾向がある、ということです。
マンハイム大学の研究チームは、ほかにも以下の実験で、「弱さ」への評価の差を調べました。
●参加者を2つのグループに分け、1つのグループには審査員の前で即興で歌ってもらい、もう一方のグループには審査員を務めてもらう。
●参加者全員に「他者に恥ずかしい行為を見せる」ことについてどう思うかを質問する。
その結果、前述の実験と同様の結論に至ることになりました。
●即興で歌うグループは「自分の恥ずかしい歌を聴かせたら不快にさせてしまう」「堂々と歌う姿を見せなきゃいけない」と回答。
●審査員を担当するグループは「人前で即興で歌うことのできる人たちには、どんな姿であろうと強さと勇気を感じる」と回答。
この実験でも、即興で歌うという「恥ずかしい行為」をさらけ出す側と、その行為を受け入れる側には「評価の違い」が生じることが明らかになったのです。
↑「ブログページを見た」旨、お問い合わせいただきましたら
上記出品中のサービスを「¥2,000割引」にてご提供させていただきます!
※トレーナー様、スピリチュアル系占い師様、カウンセラー様向けの
割引プランをご用意しております!
詳しくはお問い合わせください!(上記割引との併用不可)