今回は占い業界で一般的に使われている『これまでの鑑定人数』という言葉の捉え方について、思うところをお話させて頂きます。
上記のYouTube動画でもお話させて頂きましたので、よろしければそちらもご覧頂けますと大変有難いです。
よく鑑定師のプロフィールを紹介するページなどに、『これまでの鑑定人数は〇〇人です』といった文言が記載されている事が多いと思います。
シンプルに考えますと、「これまでの鑑定人数が多い鑑定師ほど鑑定の実績がある」と思われるかもしれません。
基本的にはその解釈で間違ってはいないのですが、実はこの場合の『これまでの鑑定人数』という言葉の捉え方には注意点もあります。
と言うのも、『これまでの鑑定人数』という言葉の意味を、「これまで鑑定してきた人物の数」と捉えるか、「これまで鑑定をしてきた件数(鑑定件数)」と捉えるかによって、実際の数値にはズレが生じてしまう事になるからです。
ポイントとなるのは、『リピーター様の数』を含むのか含まないのかという点になります。
もし『これまでの鑑定人数』という言葉を「これまで鑑定をした人物の数」と捉えた場合、これまでの鑑定人数が1,000人と記載されていれば、1,000人の中にはリピーター様の鑑定分は含まれない事になってしまいます。
一方、『これまでの鑑定人数』という言葉を「これまで鑑定をした件数(鑑定件数)」と捉えた場合、これまでの鑑定人数が1,000人と記載されていれば、1,000人の中にはリピーター様の鑑定分も含まれる事になります。
何故かと言いますと、『これまで鑑定をした人物の数』と『これまで鑑定をした件数』とは異なりますので、例えば、これまでの鑑定件数が1,000件の場合、そのうちリピーター様からのご依頼が200件としますと、200件分のご依頼は既に過去に鑑定を引き受けた事のあるお客様からのご依頼となるため、人物としては重複しますので、鑑定をした人物の数として新たにカウントされず、正確にはこれまで鑑定をした人物の数は800人という事になるからです。
つまり、『これまでの鑑定人数』という言葉を『これまで鑑定をした人物の数』と捉えるか、『これまで鑑定をした件数』と捉えるかによって、以下の違いが生じる事になります。
『過去に鑑定をした人物の数』=新規のお客様の鑑定数のみ
『過去に鑑定をした件数』=新規のお客様の鑑定数+リピートのお客様の鑑定数
そして個人的な考えとしましては、「リピートのお客様の鑑定数を含めてこそ、その鑑定師の本来の実績が反映される」と思いますので、プロフィールページなどに記載する場合には、『これまでの鑑定人数』という曖昧な言葉ではなく、『これまでの鑑定件数』あるいは『これまでの鑑定実績』という言葉を使用した方が良いのではないかと考えております。
それからもう一つの論点として、確かに『これまでの鑑定実績』が多いという事は、相談者様の立場としてはご依頼を検討される上での一つの指標となる事は間違いないと思います。
ただ、これも占い業界あるあるの話なのですが、これまでの鑑定実績の数だけで鑑定師を選ばず、他にもその鑑定師の使用占術や考え方なども含めて総合的に判断した上でご依頼をされる事をおススメします。
例えば対面鑑定や電話鑑定などの場合、1日に6人のお客様に対してそれぞれ20分の鑑定をした鑑定師Aと、1日に3人のお客様に対してそれぞれ1時間の鑑定をした鑑定師Bを比較した場合、人数だけで比較しますと前者の鑑定師Aの方が鑑定実績の数が多く積み重なるため、鑑定師Aの方が高く評価される事になります。
しかし鑑定時間で比較しますと、鑑定師Aは「6人×20分=2時間」分の鑑定をした事になりますが、一方の鑑定師Bは「3人×1時間=3時間」分の鑑定をした事になるため、鑑定時間(鑑定量)という点では鑑定師Bの方が多く、より濃厚な鑑定をしたという点では高く評価される事になるのです。
もちろん、単純に「鑑定時間が長いほど鑑定師の実力が上がる」という訳でもないのですが、やはり鑑定実績の数が多いというだけで鑑定師の実力を判断しようとしますと、どうしても短時間の鑑定サービスを提供し続けている鑑定師の方が有利に働きますので、繰り返しになりますが、あくまで鑑定実績の数は一つの参考情報として捉えて頂き、それ以外にも鑑定師の使用占術や考え方なども含めて総合的に判断した上で鑑定をご依頼をされた方が、結果的にはご自分に合った鑑定師と出会える可能性も高くなると思いますので、その点も踏まえた上で是非一つ参考にして頂ければと思います。
最後までお読み頂きまして、どうもありがとうございました!