少年とリュック

少年とリュック

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ドクターペッパー、やまやに売ってるかな、と思って三芳町のやまやに行った。缶が売ってた。ペットボトルはあるかな、と探した。売ってた。棚にボトルが陳列されていた。近くに店員さんがいた。声をかけた。

「ペットボトルの飲み物、箱で買えたりできますか?」
「できますよ」
「ドクターペッパー、箱でください」
「ドクターペッパーは、箱はもうないんですよ」
残念に思った。その店員さんは、在庫状況に詳しい人だとも思った。
バラで12本買って、車に積んだ。走り出した。
家への帰り道方向に車を走らせたが、空海さんとお不動さんに呼ばれている気がしたので、いつものように?川越成田山に向かった。

どう行けば混まないかな、と思いながら、ハンドルを握っていた。別に、混んだ道をゆっくり行くのも、苦ではないけれど、と思ってもいた。

右に曲がったり、左に曲がったりしながら、もうすぐ着きそうなところの、狭い十字路を、左に折れると、前に、一人の男性・・おじさん年齢の、男性が、リュックを背負って道路の端っこを歩いていた。向こうから2台、車が来ていた。僕は、その車2台が、おじさんと、僕の車を通り過ぎてから、おじさんを追い抜こうと思った。

接近してきた2台の車に、おじさんが手を振っている。2台の車は、なにごともなく、な感じで、おじさんと、僕の車の脇を、過ぎていった。

手を振るおじさんは、子供が線路脇で、電車の中の人に手を振る、それそのものだった。

おじさんは、おじさんの形をした少年だったのだ。

いいものを見せてもらったと、僕の中の少年が、笑っているみたいだった。

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