資格より重要なもの

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ビジネス・マーケティング
こんにちは、元公認会計士のeesky福島です(^^)

先日「マッサージ店や整骨院が今、「多産多死」している」という記事を見ました。

何でも、1998年に養成学校が急増した事に伴い、
現在ある「整骨院・療術・マッサージ業者」の36%が10年未満の業歴で、
これを30年未満に広げると82%にもなりほとんどの「整骨院・療術・マッサージ業者」
がここ最近出来た店なのだそうです。

その増加ペースもどんどん加速しており、
潰れる店も続出しているという記事でした。


そう言われれば、最近マッサージ店をよく見る気がしますし、
私自身通っていたマッサージチェーン店の施述師の方が独立するというような事もありました。

都内だと1時間5000円ぐらいでその半分が施述師に入るとすると時給2500円なので、
普通の所のバイトより割はいいので、やる人も増えているのだろうと思います。

私自身20代後半ぐらいからマッサージには定期的に行くのでよく分かるのですが、
マッサージを受けたい人は、どの店かは関係なく、誰に受けるを重視します。

つまり、美容師などと一緒で、気に入った人がいれば、
その人が店を変われば顧客も付いていったりします。

よって、店舗経営というのは、よほど大規模にやらないと厳しいだろうなと思います。


個人的には、本業ありきで、バイト感覚でやるか、
相当上手く顧客が付いていれば、
1時間10,000円ぐらいのサロンを自宅の一室でやるとかがよいと思います。

マッサージは合う合わないも含め技術の差が激しいので、
10人雇えば売り上げが10倍になるという感じではなく、
パレートの法則のように2割ぐらいにほとんどの顧客が付いているイメージです。

しかし、肉体労働であるためその2割も1日に施述出来る人数というのは
3〜4人がいいとこだと思います。

よって、上手い人で1日4人を施述して1万円稼ぐぐらいだと思います。

これを20営業日やって20万円です。

ゆえに、副業だといいですが本業だと中々厳しいかと思います。


もし、
本業でやるならばこういう人が独立して1万円でも来てもらえるような感じであれば、
1日3人を施述して3万円で、20営業日で60万円です。
*店舗に勤めていた時は、
指名客でなくても勝手にお客さんが来てくれて空いていれば施述をするなどがあったり、
料金の安さで来ている顧客もいると思いますが、
独立すれば1万円という額を出してくれる指名客だけという事になるので、
少しお客は減少するのが普通かと思います。

さらには、集客コストや家賃/光熱費/備品代などがかかるため、
利益は40〜50万円ぐらいでしょうか。

当然肉体労働なので、ここから飛躍的に収益が伸びる事は考えにくく、
誰かを雇っても費用対効果が悪くなる可能性が高いので、
よほど資金力を持って大規模に参入して、施述師の入れ替わりを当然として、
収益化出来る仕組みを作らなければならず、個人経営では厳しいかと思います。


私も会計士という資格を目指していたので分かるのですが、
資格というのは当該資格を取れば安泰のような気がしてしまいますが、
どのビジネスも市場規模やビジネスモデル、競争などがあるので、
それらも考慮して、しっかりその中でも勝っていけるような、
集客力、マーケティング力などの方が実は稼ぐためには重要だと考える次第です。


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