給与所得、事業所得、雑所得どれが一番得か?

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法律・税務・士業全般
こんにちは、元公認会計士のeesky福島です(^^)

昨日は朝方まで仕事をしており、昼近くまで寝てしまいました。

その後、給与の所得税の源泉を払ったり、カードの更新のため銀行に行ってきました。

ただ、家の近くに都市銀行がなく、隣の市まで行かなければならなかったので、ごはんなどもしていて結局帰ったのは夜でした。

ですが、手続きに必要な書類が一つ足りず結局明日も行く事になりそうです。。。

さて、私が今回支払った給与所得の源泉徴収税ですが、
給与の場合には所得税を自分で確定申告をして納めるのではなく、
会社が代行して納めています。
(そのため、サラリーマンの方は通常確定申告とは無縁になります)

しかし、会社などを経営していれば、
自分の給与の源泉徴収税を自分で支払いに行く必要があります。

輸入ビジネスを始めたとしたネットビジネスで、得た所得については、
形態によって、以下の3つの所得のいずれかに当てはめられる事になります。

・給与所得
・事業所得
・雑所得

これらは上から税務上優遇されている所得になります。
よって、私は給与所得として個人の報酬を貰う形態にしています。

どういう事かというと、まず雑所得については、
基本的に、開業届を出していない個人(会社ではない)が稼いだネットビジネスの所得が該当してきます。

これは、経費の概念が狭いため、本来事業上認められるべき経費が認められない事により、
支払う税金が多くなってしまいます。

よって、一番支払税金が多くなりがちな所得です。

次に事業所得ですが、
これは開業届を出している個人(会社ではない)が稼いだネットビジネスの所得が該当してきます。
雑所得に比べ認められる経費の幅が広くなるため、支払う税金が雑所得に比べ少なくなるのが一般的です。

最後に給与所得ですが、
これは、会社を設立して、個人(自分)には給与というかたちで報酬を与えている場合に該当してきます。
事業に直接関わる経費の概念は事業所得と一緒ですが、
給与所得の場合には、給与所得控除というさらなる控除が認められているため納める税金が安くすみます。

以上、ちょっと言葉で書くと難しく感じるかもしれませんが、
簡単な数値で表すと以下の通りです。

前提
ネットビジネスの売上:300万円
雑所得でも認められる経費:120万円
雑所得では認められない経費:30万円
給与所得控除:給与×40%
税率:5%

雑所得のときの納める税金
(300-120)*5%=9万円

事業所得のときの納める税金
(300-120-30)*5%=7.5万円

給与所得のときの納める税金
{(300-120-30)-(300-120-30)*40%}*5%=4.5万円

今回は個人の支払税金にのみフォーカスした事例ですが、
同じだけ稼いでいても、
どの所得に分類されるかで、支払税金が変わってきます。
(雑所得のとき:9万円、事業所得のとき:7.5万円、給与所得のとき:4.5万円)

これは、節税でも何でもなく、税の仕組みとなります。

給与所得というのは、会社を設立していないと
ちょっと厳しいですが、
個人の場合には、開業届を出して、
しっかり事業所得として申告をする事をお勧めします。
その方が納める税金が通常安くなりますので!


P.S.
株式投資やFXなどの投資は一律約20%となります。


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