スクロールの途中で、降ろしていい荷物

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SNSを開いた瞬間に、誰かの楽しそうな写真や順調そうな報告が目に入って、胸の奥がすっと冷えるような感覚になる方は少なくありません。鑑定の場でも、「見なければいいのに、つい見てしまって落ち込みます」というお話をよく伺います。私はそのたびに、この苦しさは何かが足りないから起きているのではなく、抱えているものが多すぎるから起きているのだと感じています。

ですので今日は、頑張ることではなく、降ろしてよいものについてお話しします。

まず、他の人の投稿を「自分への採点」として受け取ることは、やらなくていいことです。あの人が旅行に行った、誰かが仕事で評価された、そうした知らせは、あなたの価値を測るために流れてきたものではありません。ただ、その人のその日の一場面が、たまたま画面に表示されただけです。採点表を自分で作って、自分で赤字をつける作業は、今日でお休みにしてよいものです。

次に、落ち込んだ自分を責めることも、手放していい荷物です。比べてしまうこと自体は、心が生きている証で、感受性が働いているだけのことです。「こんなことで揺れる私は弱い」と二重に責めてしまうと、最初の痛みより、後からの叱責の方が長く残ってしまいます。揺れたなら、揺れましたと認めるだけで十分です。

そして、全部を見届けようとすることも、しなくて大丈夫です。SNSは、私たちの心の容量に合わせて流れてくる仕組みにはなっていません。読み切れない量が届くのは、あなたの能力とは関係のない、ただの設計です。途中で閉じても、誰かに失礼にはなりませんし、置いていかれることもありません。

波動リーディングの視点でお伝えすると、比べているときの心は、自分の内側から離れて、他の人の場所へ出張しているような状態です。出張したままでは、疲れるのが当然です。だからこそ、何かを付け足すより、まず自分の場所へ戻ってくることが先だと私は感じています。戻る方法は、とても地味です。画面を伏せて、手のひらの温度を確かめたり、今いる部屋の音に耳を澄ませたりするだけのことです。それで劇的に変わるとは申しません。ただ、出張先から自宅へ帰る小さな動作を、一日に一度でも持てると、比べる時間が少しずつ短くなっていくのを、私は鑑定の中で何度も見てきました。

降ろしてよいものを降ろした後に残るのは、意外なほど静かな、あなた本来の輪郭です。それは誰かの投稿と並べて評価するものではなく、最初からあなたのものです。

もし一人で降ろしきれない荷物があるときは、私のプロフィールページからお声がけいただければ、一緒に見させていただきます。
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