医療研究のデータ、t検定とMann-Whitneyのどちらを使う?

医療研究のデータ、t検定とMann-Whitneyのどちらを使う?

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2つの群を比べるとき、t検定とMann-Whitney の U 検定のどちらを使うかで迷う人は多いです。正規性の検定の結果だけで機械的に決めるより、次の3つを見て決めるのが一般的です。

■ 1. データの種類
痛みのスケールや「とても当てはまる〜当てはまらない」のような順序のデータは、Mann-Whitney の U 検定が向いています。

■ 2. 分布の形と外れ値
入院日数や検査値のように、右に長く裾を引くデータや、極端な値がある場合は、Mann-Whitney の U 検定(または対数に変換してから t 検定)を考えます。ヒストグラムや箱ひげ図で、まず形を見ます。

■ 3. 人数
各群の人数が多く、分布の偏りが大きくなければ、t 検定でも結論は大きく変わりにくいです。2群の散らばりが違うときは、Welch の t 検定を使います。

■ 書くときの違い
t 検定なら平均と標準偏差、Mann-Whitney の U 検定なら中央値と四分位範囲を示します。
「入院日数は介入群で短かった(中央値 6日 [四分位範囲 4–9] 対 8日 [6–12]、Mann-Whitney の U 検定、p = .021)。」
同じ人を前後で比べるときは、対応のある t 検定か、Wilcoxon の符号付き順位検定を使います。

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→ 旧帝大で統計専攻。卒論・修論・医療研究を解析します
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