「今の仕事を、このまま続けていていいのかな」
そう思う日があってもすぐに転職を決められるとは限りません。
今の職場に不満はある。でも転職先でも同じことで悩むかもしれない。
お給料や生活のことを考えると簡単には辞められない。
辞めたい気持ちと、続けたい気持ち。
その両方があると、考えるほど答えがわからなくなることもあります。
そんなときは結論を急ぐ前に次の3つを整理してみませんか。
■ 1.何がつらくて辞めたいと感じているのか
「仕事を辞めたい」という気持ちの背景には、いくつかの理由が重なっていることがあります。
仕事内容が合わない。
上司とのやり取りが負担になっている。
忙しさが続いて休む時間が足りない。
頑張っても評価されていないと感じる。
まずは「どんな場面で辞めたいと思うのか」を振り返ってみてください。
たとえば「仕事そのものは嫌いではないけれど、急な依頼が続くことがつらい」とわかれば、業務の分担や進め方を相談する余地があるかもしれません。
「会社が嫌だ」とひとまとめにせず、負担になっていることを少し具体的にすると、考えられる選択肢も見えてきます。
■ 2.今の仕事で続けたいと思えることはあるか
辞めたい理由とあわせて、今の職場で大切にしていることにも目を向けてみましょう。
一緒に働く人との関係。
慣れた仕事や、積み重ねてきた経験。
勤務時間や通勤のしやすさ。
収入や生活の安定。
誰かの役に立てたと感じる瞬間。
「続けたい理由」と「辞めにくい事情」を分けて書いてみるのも一つです。
仕事内容にはやりがいを感じているのか。
収入が変わることへの不安が大きいのか。
どちらも大切な気持ちです。続けたいと思えることが見つからなくても無理に探す必要はありません。
今の自分が何を大切にしているのかを知ることが、次の選択を考える手がかりになります。
■ 3.何が変わればこれから働きやすくなりそうか
最後に「辞めた後はどうしたいか」だけでなく、「何が変わるとよさそうか」を考えてみてください。
残業を減らしたい。
相談できる相手がほしい。
経験を活かせる仕事をしたい。
責任の重さを少し調整したい。
仕事以外の時間も大切にしたい。
思い浮かんだことを次のように分けてみましょう。
・今の職場で相談してみたいこと
・転職先を探すときに確認したいこと
・まだわからないこと
今の職場で話してみる、求人を見て情報を集める、少し休んで考える時間をつくるなど、結論を出す前にできることもあります。
すべてを一度に決めなくても大丈夫です。
■ 一人で考えていると同じところを行き来することも
「辞めるか、続けるか」は、仕事だけでなく生活やこれからの人生にも関わる選択です。迷うのも自然なことだと思います。
キャリア相談では、転職することを前提にお話を進めるわけではありません。
何が負担になっているのか。
これから何を大切にしたいのか。
今できそうなことは何か。
対話を通じてご自身の考えを一緒に整理していきます。
私は社会保険労務士・キャリアコンサルタント・産業カウンセラーとして、お気持ちを伺いながら、必要に応じて働くうえでの制度や確認事項もお伝えしています。
まだ相談内容がまとまっていなくても構いません。
一人で考え続けて少し疲れたときは、相談の時間をご利用ください。