マッカーサー証言の原文を生成AIで調査しました

記事
コラム
マッカーサー証言の原文を生成AIのperplexityで調査し、一次資料を発見しましたので、紹介いたします。

AIプロンプト1:
1951年5月3日の米上院の軍事合同委員会におけるマッカーサー証言の原文を調査してください。
(生成AIの回答)
1951年5月3日のマッカーサー証言の英語原文は、米政府印刷局刊行の公聴会記録『Military Situation in the Far East』第1部に収録されています。当日の記録は印刷ページの1~89ページで、マッカーサーの証言本体は3ページから始まります。国立国会図書館のレファレンス協同データベースにも、この範囲が明記されています。[crd.ndl.go]
調査上、特に重要なのは、1951年当時の刊行版と、後年の機密解除によって削除部分を含めて読める記録を区別することです。[ndlsearch.ndl.go]
1.該当する一次資料
正式な書誌は次のとおりです。[history.state][lawcat.berkeley]
United States Senate, Committee on Armed Services and Committee on Foreign Relations.
Military Situation in the Far East: Hearings Before the Committee on Armed Services and the Committee on Foreign Relations, United States Senate, Eighty-Second Congress, First Session, to Conduct an Inquiry into the Military Situation in the Far East and the Facts Surrounding the Relief of General of the Army Douglas MacArthur from His Assignments in That Area.
Part 1. Washington: United States Government Printing Office, 1951.
ご質問の「軍事合同委員会」は、正確には上院軍事委員会(Committee on Armed Services)と上院外交委員会(Committee on Foreign Relations)の合同公聴会です。極東の軍事情勢と、マッカーサーの解任をめぐる事情を調査するために開かれました。[history.state]
確認事項 調査結果
対象日 1951年5月3日(木曜日)
収録箇所 第1部、印刷ページ1~89
証言本体の開始 印刷ページ3
1~2ページ 公聴会の趣旨などの冒頭部分
第1部全体 724ページ。5月3日以外の公聴会記録も含む
当日のページ範囲と証言開始位置は図書館の調査回答、第1部全体の分量は書誌情報で確認できます。PDFの画面上のページ番号とは区別してください。[crd.ndl.go][lawcat.berkeley]
2.原文を読むための所在
オンラインの画像資料
Internet Archiveには、ボストン公共図書館提供の第1部のデジタル資料が登録されています。1951年米政府印刷局刊行、英語、Part 1であることを確認できました。ただし、今回取得できたページではダウンロード欄が「Temporarily Unavailable」と表示され、全文テキストの取得にも成功していません。このため、今回の回答では全89ページを画像と逐語照合したとはしていません。[archive]
国立国会図書館の所蔵
国立国会図書館は、当時の刊行資料を関連資料として次の請求記号で案内しています。[ndlsearch.ndl.go]
• 資料:U.S. Congress. Senate. Committee on Armed Services, “Hearing”
• 請求記号:BU-7-304
図書館への照会・複写依頼では、「Military Situation in the Far East, Part 1(1951)、1951年5月3日分、印刷ページ1~89、マッカーサー証言は3ページから」と指定すると、対象を明確にできます。[crd.ndl.go]
3.証言冒頭の英語原文
当日の原文の転載では、宣誓後の証言見出しと冒頭は次のようになっています。ただし、以下は公開転載との照合であり、今回、原本画像との逐語照合まではできていません。転載者は発言者名の後の句点をコロンに変更したと説明しています。[note]
TESTIMONY OF GENERAL OF THE ARMY DOUGLAS MacARTHUR, ACCOMPANIED BY MAJ. GEN. COURTNEY WHITNEY
I would associate myself entirely, Senator, with your preliminary remarks. I have no prepared statement. My comments were made fully when I was so signally honored by the Congress in inviting me to appear before them. I appear today not as a voluntary witness at all, but in response to the request of the committee, and I am entirely in the hands of the committee.[note]
日本語に訳すと、次の趣旨です。
議員、私はあなたの冒頭のご発言に全面的に同意します。用意した声明はありません。議会から出席を招かれるという格別の栄誉を受けた際に、私の見解は十分に述べました。本日は自発的な証人として出席したのではなく、委員会の要請に応じて出席しており、すべて委員会にお任せします。(拙訳)[note]
つまり、5月3日の記録は一つの長い演説ではなく、冒頭発言に続いて議員との質疑応答が進む証言録です。冒頭では、軍種間の連携、韓国軍の能力、国連軍の統合、極東のソ連軍の戦力などが扱われています。[note]
4.削除部分も含めた原文を調べる場合
1951年刊行版には、国家安全保障上の理由で削除された箇所があります。国立国会図書館は、1974年に機密解除された削除部分も含む公聴会記録を、別の資料群として所蔵しています。[ndlsearch.ndl.go]
項目 内容
資料群名 The Military Situation in the Far East and the Relief of General MacArthur
日本語名 極東の軍事情勢とマッカーサーの解任
請求記号 YF-A46
形態 マイクロフィルム8巻
特徴 当時の刊行版で削除された部分も含む
以上は国立国会図書館の資料案内によります。[ndlsearch.ndl.go]
このマイクロフィルムの目録では、5月3日のマッカーサー証言はリール1の「Volume I (May 3, 1951), Testimony of Gen. Douglas MacArthur, pp. 1–220」と記載されています。これは1951年刊行版の「1~89ページ」とは別のページ体系なので、引用時に混同しないことが重要です。[lexisnexis]
米国務省の『Foreign Relations of the United States』も、刊行時に削除され、その後機密解除された部分を含む完全な記録の所在として、米国国立公文書館のRG 46(米上院記録)を案内しています。[history.state]
5.日付についての注意
レファレンス協同データベースの回答には、証言期間を「5月3日から6日まで」とする記述があります。しかし、国立国会図書館の資料群解説とマイクロフィルム目録は、マッカーサー本人の証言を5月3・4・5日の3日間としています。証言期間については、こちらを採用するのが適切です。[crd.ndl.go][ndlsearch.ndl.go][lexisnexis]
また、いわゆる「日本人十二歳論」は5月5日のロング議員への回答であり、今回の対象である5月3日の証言とは別です。[ndlsearch.ndl.go]
原文の出典として引用する場合は、まず「1951年刊行版、第1部、5月3日分、pp. 1–89」を基本とし、削除部分の有無まで問題にする調査では「YF-A46の5月3日証言、pp. 1–220」を併せて確認する、という二段階の調べ方が確実です。[crd.ndl.go][ndlsearch.ndl.go][lexisnexis]

AIプロンプト2:
この証言の日本語訳はどこで読めますか
(生成AIの回答)
日本語訳をまとまった形で読むなら、雑誌『正論』の連載「マッカーサー米議会証言録」が有力です。また、1951年当時の『週刊読売』臨時増刊にも日本語の速記録があると、図書館の調査事例で案内されています。ネット上で読めるものには、一部の質疑の訳や、外務省による当時の整理資料がありますが、これらは全文訳とは区別する必要があります。[crd.ndl.go]
1.まとまった日本語訳:『正論』の連載
「マッカーサー米議会証言録――1951年5月3日~5日、米上院軍事・外交合同委員会聴聞会より」という連載です。最初にご質問の5月3日の証言を読むなら、第1回から確認するのがよいでしょう。[cir.nii.ac]
項目 確認できた内容
第1回の題名 「マッカーサー元帥、宣誓をして語り始める」
掲載誌 『正論』2003年11月号、通号377
掲載ページ 126~150ページ
訳者 牛田久美(連載最終回の書誌などで確認)
国立国会図書館の雑誌請求記号 Z23-256
第1回の掲載情報はCiNii Research、訳者と請求記号は国立国会図書館の書誌で確認できます。[cir.nii.ac][ndlsearch.ndl.go]
読む場所は、国立国会図書館、または『正論』の該当号を所蔵する図書館です。図書館には、次のように照会すると対象を特定しやすくなります。
『正論』2003年11月号(通号377)、126~150ページ掲載の「マッカーサー米議会証言録」第1回を閲覧・複写したい。
なお、図書館の調査事例は連載期間を「2003年11月号~2006年12月号、2004年4月号は休載」としていますが、国立国会図書館の個別記事書誌では「最終回」が2006年11月号、230~242ページとされています。全回を取り寄せる場合は、掲載号一覧を図書館で確認するのが確実です。また、今回は各回本文を照合していないため、原文に対する省略の有無や、5月3日分が何回目まで続くかは未確認です。[crd.ndl.go][ndlsearch.ndl.go]
2.1951年当時の訳:『週刊読売』臨時増刊
レファレンス協同データベースは、関連資料として次を挙げています。[crd.ndl.go]
「米上院軍事外交合同委員会聴聞会速記録」
『週刊読売』臨時増刊1~3、1951年5月
当時の日本語訳を調べたい場合の候補です。ただし、今回確認した情報だけでは、各冊の正式な発行日・掲載ページや、5月3日分の収録範囲までは確定できません。図書館に上記の書名・年代で所蔵照会するのがよいでしょう。[crd.ndl.go]
3.オンラインで読めるもの
特定の質疑の日本語訳
「日本の資源不足と開戦動機」に関するヒッケンルーパー議員との質疑なら、ウェブページ「東京裁判」(howitzer.jp)に英語と日本語訳が並べて掲載されています。「マッカーサー証言・日本語」というページにも同じ箇所の訳があります。[howitzer][web2.nazca.co]
ただし、いずれも5月3日の証言全体ではなく、一つの質疑の抜粋です。訳者・翻訳の底本や、原文との一致を確認したうえで使う必要があります。ページ内の歴史評価・解説と、証言そのものの訳文も分けて読んでください。[howitzer][web2.nazca.co]
外務省が当時作成した日本語資料
アジア歴史資料センター(JACAR)には、次の日本語資料が公開されています。[jacar.archives.go]
• 資料名:「アメリカ上院国軍、外交合同委員会における証言 その一 マッカーサー元帥の証言」
• 作成:外務省調査局第二課、1951年6月
• レファレンスコード:B18100161800
• 所蔵:外務省外交史料館
JACARでこのレファレンスコードを検索すると特定できます。ただし、目次は「解任の経緯」「極東政策」「朝鮮戦局」「対日関係」などの主題別構成です。逐語的な全文訳としてではなく、外務省が当時作成した日本語の整理資料として利用するのが適切です。[jacar.archives.go]
全文に近い形で証言の流れを追うという目的には、まず『正論』2003年11月号の第1回を確認する方法をおすすめします。日本の開戦動機に関する部分だけが目的なら、同連載の2004年1月号237ページに牛田久美訳があることも、図書館の調査で確認されています。[crd.ndl.go][cir.nii.ac]

AIプロンプト3:
国立国会図書館のデジタル化資料で読めますか
(生成AIの回答)
現時点の確認では、1951年5月3日の証言の日本語訳を、国立国会図書館デジタルコレクションで読めるとは断定できません。先ほど挙げた日本語訳の「所蔵」と、本文の「デジタル公開」は別です。前の回答で、この違いを十分明確にしていませんでした。
資料ごとの確認状況
資料 確認できたこと デジタルで読めるか
『正論』連載「マッカーサー米議会証言録」 国立国会図書館の記事書誌に日本語訳として登録されている 確認した最終回の書誌は「紙」のみで、本文のデジタル閲覧先は表示されていません。[ndlsearch.ndl.go]

1951年5月の「米上院軍事外交合同委員会聴聞会速記録」 図書館の調査事例に『週刊読売 臨時増刊1~3』として記載されている 該当する1951年の3冊そのもののデジタル化・公開状況は確認できませんでした。[crd.ndl.go]

国立国会図書館所蔵の『週刊読売』デジタル資料 デジタル化された資料は存在する 確認した書誌は1952年以降が対象で、「館内限定公開」「図書館・個人送信対象外」です。1951年の証言訳を収録する資料と同一とは確認できません。[ndlsearch.ndl.go]

したがって、「『週刊読売』がデジタル化されているので、この証言訳も自宅で読める」とは言えません。

ネット上で読むための代替資料
国立国会図書館ではありませんが、アジア歴史資料センター(JACAR)には、外務省調査局第二課作成の次の日本語資料があります。[jacar.archives.go]
「アメリカ上院国軍、外交合同委員会における証言 その一 マッカーサー元帥の証言」
レファレンスコード:B18100161800
これは当時の日本語資料として有用ですが、主題別に構成された調書であり、5月3日の逐語的な全文訳と同一とは扱えません。[jacar.archives.go]
全文訳の閲覧を優先する場合は、国立国会図書館に「『正論』の連載、または1951年5月刊行の聴聞会速記録について、デジタル化の有無と利用方法を確認したい」と照会するのが確実です。その際、1951年の資料は図書館の調査事例では『週刊読売』とされていますが、今回確認できた同誌の書誌は1952年からなので、誌名・臨時増刊の扱いも併せて確認する必要があります。[crd.ndl.go][ndlsearch.ndl.go]

(感想)
生成AIは、公開情報を調査するには、強力なツールになります。
今回の調査結果から、マッカーサー証言は、日本において2003年11月には、広く知られていましたが、オールドメディアはスルーしたようです。
拡散してください。


サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す