まとめて反論「新しい歴史教科書」の思想 田中英道氏著(本)

記事
コラム
田中英道氏の著作を調べていて、本書を発見しました。日本の歴史教科書は、「嘘」や「捏造」が多いということで、「新しい歴史教科書」が2000年頃に制作されました。田中英道氏は、2001年に新しい歴史教科書をつくる会の会長に就任しました。本書は、「新しい歴史教科書」の出版当時、同教科書に対して30冊以上もの批判本が出された状況を受け、その内容の偏向を指摘しつつ反論を試みた本です。渡部昇一先生、西尾幹二先生、田中英道先生他の著作を読むと、如何に日本の歴史が歪められているかが理解できます。田中英道先生は、ヨーロッパの大学で美術史を教え、研究していた国際的な学者です。田中英道先生によれば、日本のマスコミと教育が最大の問題だと仰っていました。以下、本書の内容を紹介いたします。

書名:「まとめて反論: 新しい歴史教科書の思想」
著者:田中 英道 形式: 単行本
本の長さ:299ページ
出版社:扶桑社
発行日:2002/4/30
定価:1500円(税込)

(帯)
つくる会会長が歴史教科書への誹謗・中傷を正す!
「著者は国際的学者で、人柄はソフト、そして何より闘争心のあるのがいい。」(西尾幹二)
『新しい歴史教科書』に書かれた日本史とは、「近代」日本の上に立ち、「前近代」の長い日本歴史の独自性を意識した、文字で必ずしも残されなかった「国民の物語」の再構成なのです。—おわりに“「国民の歴史」の必要性”より・・・。

(内容説明)
60万部の大ヒットとなった『新しい歴史教科書』。しかしその一方で、扶桑社の教科書は多くの批判・攻撃にさらされました。本書では、「つくる会」会長の田中英道氏が20冊を超える反論本の数々に再反論を試みます。教科書攻撃の思想的・政治的背景を明らかにし、その欺瞞性を暴く待望の一書。

(目次)
はじめに はじまったばかりの教科書問題

第1章 『新しい歴史教科書』をめぐる戦い
1なぜ採択はゼロに近かったのか
2日韓の共通教科書制作は可能か
3ヨーロッパの共通教科書の試み
4教科書とアメリカー決して対米従属ではない

第2章 『鎖国してはならない』を批判する—大江健三郎氏への反論
1大江氏「鎖国してはならない」
2「従軍」慰安婦について
3共通の師 渡部一夫への評価の違い
4丸山眞男の問題
5今は「戦後体制最大の転換期」
6文化勲章の拒否問題

第3章 「歴史修正主義」批判に反論する
1「リヴィジョニズム」批判に反論する
2「南京大虐殺」の記述の変遷
3繰り返される「大虐殺」事件
4「大虐殺」捏造の原因
5日本人の証言の真実性

第4章 『新しい歴史教科書』の新しさと重要性
1健全なナショナリズムはなぜ必要か
2戦後歴史教科書の歴史
3「講座派」史観の影響
4否定的な歴史観の克服

第5章 共産党と教科書問題—不破哲三氏への反論
1不破共産党自らの批判本
2不破氏の「新しい歴史教科書」批判
3天皇への攻撃
4「新しい歴史教科書」を非難する書

第6章「ナショナリズム」「コロニアリズム」「ジェンダー」批判に応える
1「ナショナリズム」批判に応える
2姜尚中氏の「ナショナリズム」=「国体」批判
3「コロニアリズム」「ポストコロニアリズム」の批判に応える
4「フェミニズム」「ジェンダー」批判に応える

第7章 日本の文化・芸術性の重要性
1なぜこれまでの歴史教科書に文化史がなかったか
2民族の「アイデンティティ」は文化から
3日本文化における天皇・朝廷の役割
4美術史学会「日本の美の形」シンポジウム
5半可通の美術理解ー加藤周一氏への反論
6日本美術の普遍性ー矢沢永一氏への反論

おわりに「国民の歴史」の必要性

特別寄稿
教科書問題をめぐる「真の世論」 学習院大学教授 坂本多加雄
韓国政府「修正要求」のお粗末  國學院大学教授 高森明勅
「白旗書簡=偽文書説」の五つの虚偽
-宮地正人氏における「歴史家失格」 東京大学教授 藤岡信勝

あとがき

(感想)
目からウロコの本です。ヨーロッパの大学で教えていただけあって、論理的に理路整然と反論しています。本書を読むと、リベラル派の「嘘」がスッキリわかります。故田中英道氏の「日本にリベラリズムは必要ない。」の著作の根拠を解説した本です。故田中英道氏は、先の投稿Youtube動画の中で反論を歓迎すると言っていました。これは、いくらでも反論できるので、かかってこいというような宣戦布告だったのかも知れません。
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