『思い出さなきゃ』
記事
コラム
今日、思い立って映画を観に行ってきた。
『踊る大捜査線』の映画。
……タイトル、なんやったっけ。笑
でも、今日はそれでいい気がする。
私、映画館が好きなんよ。
いつもひとりで観に行く。
そして、だいたい決まった席に座る。
映画館って、
どんな感情でも受けとめてくれるから好き。
泣いてもいい。
笑ってもいい。
感動する映画なんて、
周りの人がちょっと引くんちゃうかと思うくらい号泣することもある。笑
でも、誰かに
「なんでそんなに泣いてるん?」
なんて聞かれることもない。
暗い映画館の中で、
そのままの自分でいられる。
不思議なんだけど、
私は観た映画のことを、あんまり覚えていないことがある。
物語をちゃんと理解できてないのかなって、
悩んだこともあった。
一度観ただけじゃわからない、
というわけじゃない。
一度観ただけで、
登場人物のことやストーリーのことを
すごく詳しく話せる映画もある。
でも、一度観ただけでは
うまく感想を語れない映画もある。
むしろ、そっちのほうが多いかもしれない。
そんなときは、
映画を観に行ったこと自体を誰にも言わない。
「面白かった」とも言えない。
「感動した」とも言えない。
ただ、
なんとなく心が動いた。
それだけ。
今日もそうだった。
映画を観ながら、
なんか……懐かしい。
そう思った。
でも、何が懐かしいのかわからない。
なんだろう。
大事なことを、
私は忘れてしまってるのかな。
そんなことを思った。
思い出さなきゃ。
何を?
……わからない。
うまく言えない。
でも、なんとなく。
今日の私は、
何かを思い出そうとしていた気がする。
映画っていいよね。
何回も観に行く映画もある。
同じ物語を、何度も観る。
なんでなんやろ。
物語を知りたいからなのか、
その映画が好きだからなのか。
それとも、
その映画を観ているときの
自分の気持ちに、
もう一度会いたいからなのかもしれない。
映画を観終わったあと、
心が少し軽くなる。
スッキリする。
自分の気持ちに、
少しだけ素直になれる。
今日も、何かを思い出せたわけじゃない。
でも、
「思い出さなきゃ」
そう思った。
それだけでも、
今日映画を観に行った意味はあったのかもしれない。