私たちにとってさほど問題にならないことでも、神さまたちにするとタブーになることが多いようです。
よく知られているとして、身内が亡くなったあとは五十日間は神社参拝を控える。女性の月のものが来ている期間は神社参拝を控えるというもの。友人知人の葬儀のあとも地域によって期間が異なるようですが、神社参拝を控えるというものがあります。
また、人と神さま、神社との縁や相性、神さま同士の相性というものが存在します。
今から実話を紹介します。
ひとつ目は、建築をしていた会社が、土地から水があふれてきて建物が建てられないのでと、とある高僧に地鎮祭を頼みました。
その高僧は神道系の修法をしました。するとまたたくまに水がひいていき、無事、建築を再開することができました。明治維新までは神仏習合だったのです。
その高僧に仏教系の稲荷神さまの祀りについてのご相談があり、タクシーでその寺に向かいますが、どうしてもたどり着けず、運転手さんから降りてくださいといわれてしまいます。高僧は「私に拝まれたくないようだから、お話はなかったことにしてほしい」とお断りの電話をしたそうです。
その高僧は不動明王さまをメインに拝んでいて、ほかの僧侶が稲荷神をお祀りしていたのだそうです。

またとある別の僧侶に、とあるお寺から境内の神さまのお堂を立て直したあとの祀りを依頼されたさい、神さまから、以前、お堂を囲む屋根がないといわれたそうです。もちろん囲みの屋根を新たに作った後に、お祀りされることになりました。
また、別の話ですが、とある霊能者の方に病気の祈祷の依頼がありました。
相談者の方の病気は治ったのですが、また再発します。
そこでまた霊能者の元に行って話すと、病気のことでとある神社で熱心に祈願していたそうですが、別の神社に行ったことで、熱心に祈願していた神社の神さまがよそ神にひかれたことに怒っておられることがわかりました。
複数の神社に「おなじ」祈願をすることはとても無礼で失礼なことだと思います。
また、願いが叶っても叶わずともお礼参拝することが大事です。
また、霊感のある方の書籍には、稲荷神社のご眷属さまは、犬が苦手だと書いています。
また、神田明神に参拝される方は、千葉県の成田山の新勝寺さまに参拝されない方がよいとされています。神田明神さまの祭神さまを祈祷したのが、当時の新勝寺だからだといわれています。
神道では死と血を穢れとしていてタブーです。ですが、人間社会では、月のものが来ている時期を忌避するものとは思わないことでしょう。
要は人間界の常識と神さまたちのお考えと捕らえ方が異なるのだということを、私たちは肝に命じておくべきでしょう。
(了)