オラクルというと、
神様からのメッセージだったり、
天使からのメッセージだったり、
何か特別な能力を持った人だけが、
受け取れるものだと思っている方もいるかもしれません。
以前の私もそうでした。
ですから毎月のように、
スピリチュアルカウンセラーさんのところへ通っていました。
でも、終わった後もなぜかモヤモヤしていて、
本当に聞きたかったことが聞けなかったり、
いつの間にか話が違う方向へ進んでいたりして、
心のどこかでスッキリしない状態が続いていました。
私は以前、
体調を大きく崩して引きこもっていた時期があります。
めまいがひどく、
恐怖や不安でいっぱいで、
トイレまで歩いていくことすら辛い状態でした。
病院で脳の検査をはじめ、
様々な検査を受けましたが異常はなかったので、
周りから仮病と言われる日々もそれはそれで辛いものがありました。
原因が分からず、
ある日のこと、
「なんで人間ってこんなに辛い思いをしなければいけないの?」
と、ふと神棚に目を向けた瞬間でした。
突然、
「人間は辛い経験や問題が起こらないと本気で変わろうとしない」
という感覚が入ってきたのです。
それは耳で声を聞いたわけではありません。
頭の中に言葉が浮かんだというより、
「ああ、そういうことなのか」
と、閃きのように突然分かった感覚でした。
それが絶対的な真理なのかどうかは分かりません。
人は辛い経験からも成長できますし、
喜びや楽しさの中からも成長できると思います。
ただ私自身、
人は追い込まれた時にこそ、
火事場の馬鹿力のような、
普段では考えられない力を発揮することがあると感じています。
その時の私は、
極限状態だったからこそ、
普段は気付けなかった何かと繋がり、
そのメッセージを受け取れたのかもしれません。
当時の私にとっては、
「この経験にも意味がある」
「この苦しみは無駄ではない」
そう思わせてくれる大切なメッセージでした。
そしてその瞬間、
何かが弾けるような、
パーンと視界が開けたような感覚があったことを今でも覚えています。
今振り返ると、
あれも一つのオラクルだったのかもしれません。
オラクルは、
神様のような存在が突然現れて、
特別なメッセージを伝えてくれるものだけではないと思うのです。
(そのような方もいらっしゃるかもしれませんが)
日々生活している中で、
誰かの言葉だったり、
本の一節だったり、
偶然目にしたチラシの文字だったり、
ふと湧いてきた感覚だったり。
そして時には、
家族や友人が何気なく言った一言が、
会社の上司や同僚の言葉が、
たまたま入ったお店の店員さんの言葉が、
あなたへのオラクルになっていることもあります。
大切なのは、
「どこから来たのか」
ではなく、
「その言葉を受け取った時に、自分の心がどう動いたのか」
なのだと思います。
辛い時というのは、
どうしても視野が狭くなり、
周りを見る余裕がなくなってしまいます。
でももし今、
悩んでいることや迷っていることがあるなら、
明日出会う人の言葉や、
ふと目に入った文章に少しだけ意識を向けてみてください。
もしかしたら、
あなたの心にストンと入ってくる言葉があるかもしれません。
オラクルを受け取れるのは特別な人だけではありません。
私たちは誰もが、
日々たくさんのメッセージを受け取っています。
そのメッセージに気づけるかどうか。
実はそこが一番大切なのかもしれませんね。
haru