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男性
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私は中国における伝統医学を実践する医師です。患者の現在の症状を正確に判断することは基本ではありますが、私の仕事においてより重要なのは、将来を見据えた治療と養生の計画を立てることです。そのためには、来るべき気候の変化や時間の流れを読み解く洞察力が不可欠です。ゆえに、占卜や術数は、東洋医学の体系において本来、欠かせない要素なのです。 私の理解では、『易経』が中国最強の術数と称される理由は、それが個人の視点を超越しているからです。易経は個人の吉凶禍福に執着せず、万物を世界の運行の一部と見なします。純粋な傍観者の視点から天地の大勢とその潮流の変化を冷静に観察し、私たちに示すのは、運命を変える方法ではなく、どのようにしてこの変化に智慧をもって順応し、自らの状態を調整してそれと調和共生するか、という在り方そのものです。 一方、奇門遁甲はこれとは全く異なります。周文王が戦争のために編み出したと伝えられ、「帝王の術」とも呼ばれます。これは「人」を核心とし、時空の吉凶の磁場を精密に計算します。個人にとって最適な行動方向と时机を選択することを目的としており、能動的に吉に向かい凶を避けるための戦略的なツールなのです。 東洋医学の体系は、「病気になったら薬を飲む」という単純なものでは決してありません。それは「未病先防」(病になる前に予防する)、「既病防変」(病にかかった後に悪化を防ぐ)、「愈后防复」(治癒後に再発を防ぐ)という、生命全体を包括する管理システムなのです。私の理想は、健全な身体と平穏な心の状態を皆様にもたらす、総合的な健康生活の体系を構築することにあります。 この体系の中で、私は自身の書道と篆刻の作品を、独自の媒介として役立てたいと考えています。書道作品に込められた筆墨の気韻、篆刻作品に刻まれた金石の趣き、それら自体が「静かなる心は遠くに至る」という、穏やかでありながら深遠な力を内包していると信じるからです。皆様がこれらの作品を鑑賞される時、そこから一片の超然さと安らぎを感じ取り、乱れた思考が沈静化し、心が束の間の安息を得られること——そんな瞬間を創出したいのです。この、芸術鑑賞を通じてもたらされる内面の平穏こそ、東洋医学が説く「恬惔虚无、真气従之」(心を平穏に穏やかに保てば、真気が自然と巡る)という養生理念の体現であると考えるためです。 今後、日本文化への理解をさらに深めるにつれて、より多くの共感を呼ぶ作品を創作し、また心身に有益な新たな要素をこの体系に絶えず取り入れながら、東洋の智慧を融合させ、心身が一つとなる生き方への道を、皆様と共に探求して参りたいと願っています。

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