中小企業経営のための情報発信ブログ429:本の紹介 モチベーション・リーダーシップ
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、小笹芳央著「モチベーション・リーダーシップ 組織を率いるための30の原則」(PHPビジネス新書)を紹介します。
この本は、「リーダーシップとは、決して天性のものではなく、磨こうと思えば磨くことができる」という考えのもとで、「モチベーション」を切り口にして、実践的な、今すぐ効果の出るリーダーシップの考え方やノウハウを30の原則で説明しています。
リーダーたちは組織を活性化するため、組織を変革するため、組織の競争優位を確立するために真剣に悩み、苦悶しています。そして彼らは孤独です。こうしたリーダーと接する中で、著者はリーダーシップについて次のような考えに至りました。
Ⅰ:リーダーシップは、内部環境であるメンバーや外部環境であるマーケットの相互作用である。リーダーシップだけを切り離して「正しいリーダーシップとは?」を考えても意味はない。求めるのは内外環境に即した「適切なリーダーシップ」である。
Ⅱ:「適切なリーダーシップ」を発揮するための原理原則が存在する。リーダーを取り巻く内外環境は、一定の法則に従って変化する以上、この環境変化に適応していかなければならないリーダーシップにも原理原則があるのである。
Ⅲ:リーダーシップは、天性の資質で決まるものではなく、スキルである。原理原則を知り、実践で鍛えれば確実に伸びる。
Ⅳ:リーダーシップは、立場や役割を超えた行為である。ある状況下でリーダーシップを発揮する人がリーダーであり、「マネジメント」とは異なる。
この本では、リーダーシップをモチベーションを主な切り口として論じています。つまり
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