こけないための計画か、立ち上がるための計画か。
やる気の出る人の名言ってある。私が好きなのは、松下幸之助の、「こけたら、たちなはれ」。わかりやすいし、立ち上がることを前提に書いてある。世の中、自己啓発のような机上の空論(私が思うに)が蔓延る世の中。私は世の中を失敗を前提に生きている。だから、「こけたら、たちなはれ」が痺れる。歳をとって、「なるほど、失敗から学ぶことの方が多い」という考え方になってきている。昔は、キラキラの「夢を描こう!そして、それを逆算して、計画を立てよう!」これ、やってたねぇ。これ、うそじゃね?と思った。経験上、それを逆算して計画して、それどおりになった試しがない。私の場合ね。そう、私の場合だけど、そんな経験している人は大勢いると思うのだが。計画が甘いのか、それとも、このメソッド自体に誤りがあるのか。さてさて、どっちでしょうか。 失敗って、なるべくしてなる。というか、「あぁ、これが原因だったね」と明確にわかることが多い。根拠がある。が、成功って、いろんな偶然や運が重なることもあり、明確にはその答えはわからない。そんなこんなで、失敗学というものの方が成功学よりすぐれているのではないか。と思ってきている。そこでだ、失敗学系の書庫を探すのだが、まぁ、少ない。成功体験はキラキラで書きやすいのだろうし、この気持ちを人に伝えたい。よけいなことに、「あなたもこっちの世界へいらっしゃいよ。」的な文でつづったりする。お前がいるところが全員にとっていいと思うなよ!すげーと思われてると思うなよ!本当に余計なお世話じゃ!とあなたはいいたいのですよね。あなたのせいにしてみました。で、失敗って恥ずかしいじゃん。それを本に綴るなんて誰も
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