結果へのアプローチ

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ビジネス・マーケティング
結果というのは行動の積み重ねだ。だからどういった行動をとったかによって、結果が変わってくることになる。通常は結果が目標に対して、達成したかどうかを判断される。結果が目標に達していれば評価される。結果にかかわらず、プロセスが評価をされることもあるが、基本的には結果が伴わなければ評価が上がることはない。

結果に関して、目標を達成したかどうかの指標としてとらえていては、次がない。目標が達成していようがいまいが、結果は振り返る必要がある。結果の振り返りをしていないと、同じ過ちを繰り返すし、成功の再現性もなくなる。

結果の振り返りをする上で重要なことは、建設的であることだ。
結果が悪かった場合に、特にこの考え方を持っていないと、単に犯人探しになってしまうことがある。すでに出てしまったことに対して、だれが悪かったということを考えても意味はない。過去は変えようがないからだ。

だから、悪い結果に対しては、次の機会では、同様のことが起こらないようにするということが重要だ。振り返る際に大事なことは、そもそもどういった行動をしたのか、プロセスを順を追って確認することだ。単に結果を直接引き起こした行動のみならず、その前段階でどういった考え、判断をしたのか、どんな準備をしたのかといったことも重要だ。また、その行動によって起こった結果は、不可抗力であったのか、未然に対処が可能であったのかといったことも検討しなければならない。

これは良い結果であっても同様だ。良い結果であれば、それは再現性があるのかないのかという点がとても重要だ。再現性があれば、繰り返し成功をつかむことができる。シリアルアントレプレナーと呼ばれるような人たちは、事業構築することに際して、成功の要因をつかんでいるといえる。

失敗においても成功においても、再現性を追求することが結果に対しては重要なアプローチになる。また、結果に対してのアプローチは、特に目標を達成させるという点に関して、いかに執着しているかが大事だ。必ず成功させるという思いは、馬鹿にできない。

どんな人でも気持ちの持ちよう一つで、成功と失敗が分かれることがある。これは、人間の体は、気持ち次第で動き方が変わることを物語っている。失敗が頭にある人は、失敗する方向に体が動き、成功をイメージする人は、成功する方向に体が動く。

これは特にアスリートの世界では常識だ。だからトップアスリートは、いかに良いイメージをもって競技の場に立つかを重視している。トップアスリートではなくても、同様の経験はしているはずだ。

ゴルフをやっている人であれば、OBをイメージすると、引き寄せられるようにボールをOBの方向に打ってしまうという経験があるだろう。車のスリップの際は、壁の方を向くのではなくて、逃げるべき方向を向いていれば、車をそちらに動かすように体が反応するということが知られている。

人間は想像した通りに動くのだ。これがとても大きな差を生む

行動する際に、良い結果をイメージして行動するときと、悪い結果をイメージして行動するのは、どちらが良い結果を実際に産むだろうか。当然良い結果をイメージしたほうが、成功させやすいということになる。

確かに、行動するに際しては、万が一を考えて対処法を検討しておく。しかし、実際にいざ行動に移すときには、成功だけを考えて行動する。これが良い結果を生み出す秘訣だ。だから、結果に対しては、良いイメージをもってアプローチすることが不可欠だ。

ということは、振り返りをする際に重要なことは、単に行動のプロセスのみならず、その際の気持ちを重視して振り返りをする必要がある。同じプロセスを踏んでいても、気持ちがネガティブであれば、ネガティブな結果を引き起こしやすい。何にフォーカスしているか。これが重要だ。

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