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離婚まで…35

結局、自分の子供に手をかけることもできず…自分が死ぬこともできず…。夜が明けた。自分の父親のことを思い出したから。どんな思いで死んだのか…。それは、「私」という存在が母親によって、母親の家に監禁されていたからだと思う。父のことは憎んでいた。成績でしか私を見ていない、自分の見栄と体裁の人だと思っていた。そして、父が自分が「先生」と言われる立場によって私という存在は邪魔だとばかり思っていた。けれど、本当は違うんだ、という父の本当の気持ちがわかったような気がした。私がいなくなったことで確かに「体裁」もあったかもしれない。けれど、そんなことで「死」を選ぶような人ではないはずだ。自殺のもう一つの理由は「恋人」を母親の手によって「壊されたこと」も原因の一つにあると思う。けれど、原因は「私にもある」ということだ。自分が子供に対する思いは父と重なった。過去に父に言われたことがある父が自分の首に包丁を突き付けて「一緒に死のう」と言われたことがある。その時は怖くて、ただ叫ぶしかできなかった。その時に気づいてあげれればよかったのかもしれないが、私も小学生か中学生の1年生くらいのときだったと思う。その瞬間がフラッシュバックしてきたのだ。今まで思い出しもしなかったことが子供と一緒に死のうと思ったときに思い出した。そんなことを考えた自分が怖くなった。朝になり、なるべく子供たちには悟られないようにいつも通り過ごした。もう3.4日で施設にやらなければいけない…、その間私はココにいてできる限りのことをした。外で遊ぶ回数や時間を増やしてもらったり…。まぁ、そんなことくらいしかできなかったが、そして、施設に預ける時
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