#66 日本・世界中で急激な感染者の増加 なぜオミクロン株は広がりやすいのか?
新型コロナ 日本・世界中で急激な感染者の増加 なぜオミクロン株は広がりやすいのか?
現在、世界中で急激な新型コロナ感染者の増加が観察されており、その背景にはオミクロン株の存在があると考えられます。
日本国内における新型コロナの流行「第6波」においてもオミクロン株が主流になっています。
オミクロン株はなぜこれほどまでに広がりやすいのでしょうか?
世界中で感染者が爆発的に増加している
現在、世界で報告されている新型コロナの感染者数がこれまでにないペースで急激に増加しています。
過去2年間の流行では、週当たりの感染者数が600万人を超えることはありませんでしたが、現在は1500万人に達しています。
これは2021年11月に南アフリカ共和国などで見つかり、世界的に拡大したオミクロン株による影響と考えられます。
人口100万人当たりの新規感染者数の推移(Our World in Dataより)
特にヨーロッパ、北米での感染者数の増加が顕著であり、各国でかつてない規模の流行がみられています。
フランスでは人口100万人当たり4000人以上が1日に感染しており、これは日本に当てはめると1日40万人の感染者数が出ている計算になります。
フランスのこれまでで1日の最多感染者数は2020年11月に記録した100万人当たり約900人でしたが、現在はこの4倍以上の規模の流行が起こっていることになります。
日本国内でも2021年12月下旬からオミクロン株の市中感染例が報告され始め、年末年始から新型コロナの感染者が急増しています。2022年1月中旬の時点で、東京や大阪ではすでにオミクロン株が8割を超え
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