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ブロンフェンブレンナーの生態学的システム理論に触れる

こんにちは!最近、炭酸水にハマっている心理学研究員の原です。今回はブロンフェンブレンナーの生態学的システム理論について書いていきたいと思います。ブロンフェンブレンナーの理論が好きで修士課程のときに原著(the Ecology of Human Development)を購入して読んだのですが、今日改めてみていたら2016年6月3日に読み終えていました。結構大変でしたが、読む価値のある本だったと認識しています。ブロンフェンブレンナーの生態学的システム理論をベースにしながら「○○システム理論」「○○モデル」が作られていったのでこれは人間の発達だけでなく、心理学とその近隣領域において多大な影響を及ぼした理論といえます。とても大切な理論なので、今回はその導入として少し触れてみたいと思います。ブロンフェンブレンナーの生態学的システム理論を理解する上で重要なのが以下の図になります。早速、説明していきましょう。ブロンフェンブレンナーは、個人は複数のシステム(入れ子システム)からの影響を受けながら発達をしていくと考えました。そのシステムは、マイクロシステム、メゾシステム、エクソシステム、マクロシステムです。この図にはないですが、クロノシステムも存在すると述べています。マイクロシステム個人が対面的に相互作用が生じるシステムのことで、家族や学校、会社などが挙げられます。活動、役割、対人関係のパターンに注目します。このシステムで重要となるのは、直接的な体験(関わり)ができることになります。メゾシステム発達しつつある人々が積極的に参加している2つ以上の行動場面の相互関係のことを指します。例えば、子ども
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キャリアコンサルタント学科試験対策③ 発達理論(斬成的発達理論、成人発達理論)、実存療法

1.発達理論(1)「斬成的発達理論」~エリクソン~ 1-1)理論の概要~階層的発達理論、順序的発達理論~発達=個人の心身、社会的関係の変化や変容《発達を構成する要素》・成長/老化:個人の機能や身体的要素を獲得したり、喪失したりすること・成熟:周囲の環境とは無関係に心身が発達することによって、生殖能力を持つこと・学習:個人が周囲の環境から様々な情報を個人の内部に取り込み、理解を通して行動や態度を調整すること《発達観》※1970年代以降、心理学領域でC(生涯にわたる変化の過程としての発達)の研究が進んでいるa.成長過程としての発達生物学的な変化を基盤に体重や身長等、量的に測定できる要素が増加する過程を捉える。成人期以降~加齢による衰退は、発達ではなく老化とする。b.分化-統合過程としての発達ある構造が変換して別な構造へと再体制化を繰り返す過程を捉える。成人期以降も発達は継続する。c.生涯にわたる変化の過程としての発達増加や増大という獲得だけでなく、老化に含まれる喪失の過程・役割の移行等も含む過程を捉える。大きく以下の2つに大別される。【階層的発達理論】発達は上昇的ないし階層的順序で進むという考え方主な理論家:ピアジェ、コールバーグ 【順序的発達理論】発達段階はそれ以前の段階より高い/優れている訳ではないが、各発達段階はそれに先行する段階の積み重ねであり、その次の段階をも内包しているという考え方主な理論家:エリクソン、レビンソン《身体の発達》・第一次性徴:誕生時の生殖器の形態による性の決定・第一の発育スパート:生後1~2年の身体の成長が最も著しい時期・第二の発育スパート:10代前後の
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