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土下座

私は、すぐに義母の家へと車を走らせた。義母のマンションの下にあの人の自転車があった。恐る恐る家に入ると、予想通り 義母とあの人はお酒を飲んでいる何も言えないで立ち尽くす私に、義母は言った。「座れば?」「はい・・」沈黙の後 勇気を出して言った「あの・・病気は治します。だから、離婚はしません。至らない所は全部治します、だから離婚しないでください!お願いします。」そう言って私は床に這いつくばり、土下座をした。義母は言った。「椅子に座れば?」「はい・・」「あなた、自分のやっていることわかってる?鬱だとか言って、浮気して・・家庭を支え、身を粉にして働いている息子を馬鹿にしてるの?」「浮気はしていません!!それに、夫には感謝もしています。」「へー、夫婦の営みも拒否するような嫁は、もう用がないんじゃないの?」え?・・そんな事まで、この人は義母に話しているの?頭が混乱し始めた。あの人は、何も言わないでお酒を飲んでいる。。「おかあさん、お言葉ですが・・私は決して浮気はしていません。夜の方は、薬を飲んで寝てしまうので拒否っていうより意識がありません。それに・・夫はフィリピン女性に毎月お金を渡し、その他にも宝石やドレス色んな物を買って、女性の匂いをさせながら帰ってきます。そういう気持ち・・お母さんにわかりますか?」初めてあの人が口を開いた。「俺が稼いだ金を何に使うかは自由だ。」義母は続けていった「そんなのは男の甲斐性だよ。」狂ってる・・・この家族は狂ってる・・・「酒がまずくなってきた、帰る」そう言って、あの人は帰る支度を始めた。「私も帰ります」 あの人の後を追うように、家を出た。自転車に乗ろうとして
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