絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

知らない人とのチャット

パン作りを禁止され、「一緒に治そう。支えるから。」そう言ってくれたあの人は、日に日に冷たくなり私は本当に笑えなくなっていった。あの人が帰ってくると、玄関まで行って「おかえりなさい」と言うが返事はなく、怯える私を虫けらのような目で見つめた。唯一、あの人が溺愛していた次女が「学校におやつを持っていきたい。ママのおやつは太らないし、素朴だけど味が深くて、みんなの人気なの。」そう言ってくれたおかげで、お菓子作りは許された。人参・かぼちゃ・紫芋・ジャガイモ・ほうれん草・玉ねぎ・茄子・枝豆・ゴマ様々な食材を使ってスコーンやビスケット・クッキー・ナッツバーを作る。粉のにおい、捏ねている瞬間は嫌なことを忘れる大切な時間だった。でも・・1日のうちで30分もあれば作り終えてしまう。時間が空けば、散歩に出かけようと用意はするが怖くて出られない。暑くても、クーラーなし。凍えるような寒さでも、ヒーターは禁止毛布をかぶり、家じゅう掃除をしたが、それもすぐ終わってしまう。久々に、以前書いていたブログを開いた。コメントがいくつも入っている。「心配しています」「どうされていますか?」あの独身男性からのコメント躊躇したが、「大丈夫です。元気にしていますよ。」そこから始まったチャットのやり取り。どこの誰かもわかない人に、私は心の苦しさを書き綴った。返ってくる言葉は、「あなたならきっと大丈夫。」「同じような思いをして×1ですが、きっと道は開ける」え?×1なんだ・・・離婚か・・・・でも私には守るべき子供がいる、離婚なんて考えられない。「俺でよければ、いつでも話してください。力にはなれないかもしれないけどあなたの味方でい
0
1 件中 1 - 1
有料ブログの投稿方法はこちら