中小企業経営のための情報発信ブログ31:ランチェスター経営戦略
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は「ランチェスター経営戦略」について書きます。「ランチェスター経営戦略」というのは、後で詳しく述べますが「弱者の戦略」です。弱い立場にある者がどうやって強者に対抗できるかを軍事戦略を基に組み立てたものです。戦争でもビジネスにおいても、戦闘力が高い組織は圧倒的に有利な立場にあり、勝ちを収めることができます。では、弱い立場にある者が強者に勝つことはできないのでしょうか?先日、「良い戦略、悪い戦略」の中で、ネルソン提督の戦略を説明しましたが、良い戦略であれば、弱者であっても勝つことはできるのです。かつてのように右肩上がりに経済が成長している時代には会社を作れば、戦略がなくても何とかなりましたが、経済成長が望めなくなった今は、中小企業はNO.1にならないと生き残ることは難しくなっています。
GE(ゼネラル・エレクトリック)の最高経営責任者ジャック・ウェルチはCEO就任後「ナンバーワン、ナンバーツウの戦略しかやらない」と言い、事業領域を極端に絞り込む戦略を取りました。これはポジショニング戦略であり、この戦略的意思決定は数年後に増収増益をもたらし、ジャック・ウェルチは「20世紀最高の経営者」として認められたのです。
中小企業も、生き残りをかけた戦いに勝つためには、ジャック・ウェルチと同じように、NO1かNO2以外はやらないという覚悟・勇気が必要なのです。
それでは、どうすればNO1になれるのか、そのヒントを教えてくれているのがランチェスター経営戦略です。弱者(中小企業)が強者(大企業)に勝つには一定のルール「原理原則」があるのです。1.ラ
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