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中小企業経営のための情報発信ブログ243:アフターコロナにおける中小企業の課題

今日もブログを御覧いただきありがとうございます。日本企業の99%を占め、常時雇用者の69%が働く中小企業は日本経済の根幹を支えていると言っても過言ではありません。これまでも書きましたが、アトキンソンらが唱える「中小企業不要論」は 間違っています。中小企業があってこその日本経済ですが、長引く不況や少子高齢化、更にコロナ禍で過酷な状況に追い込まれていることも事実です。今はVUCAの時代と言われ、先行きが見通せず何が正解か若ならい時代です。社会や環境の変化も激しく、時代の流れについて行くことが容易ではありません。中小企業の多くが、スピード・体力の不足、そして衰退する市場に取り残され、価格競争を強いられ疲弊しています。1.社会情勢の変化やスピードに、どこまでついていけるか  大企業に限らず、中小・零細企業であっても、社会情勢の変化を的確に捉まえてスピード感を持って対処しなければ社会や環境変化についていくことはできません。 今は、未来を予測することが難しく、予期しない出来事が予想もしないタイミングで起きることが当たり前の時代です。  コロナ禍で、以前は出社し働くのが当たり前でしたが、今はリモートワークであらゆることをオンラインで行なうようになりました。飲食業など客足が減り休業や閉店に追い込まれた店が多発しました。コロナによる廃業や破産の事例も枚挙に遑がありません。新型コロナの感染状況を見ながらリモート環境を着々と整えて、きちんとニューノーマルの働き方に移行した企業もありますが、多くの中小企業は想定外の事態に相応できず、倒産しないまでも極めて苦しい状況にあります。  コロナだけでなく、脱炭
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中小企業経営のための情報発信ブログ81:選択と集中

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。1月4日にも書きましたが、2022年は自社の強みを明確にして、その強みを活かすために「選択と集中」を行うことが大切だと思います。 1.ウェルチの選択と集中 20世紀最大の経営者と賞賛されたGEのジャック・ウェルチですが、GE各部門が展開する多数の事業を「世界で1位か2位であるか、あるいはそうなる可能性があるか」という基準で選別しました。そうでない事業は「売却か閉鎖」です。そして売却した事業の売却益は残した事業に競争力強化のために投資しました。これは「ウェルチの選択と集中」です。  この「ウェルチの選択と集中」戦略が素晴らしいことはいうまでもありませんが、これを日本の中堅・中小企業にそのまま応用できるかというとそういうわけにはいかないように思います。ほとんどの中小企業は大企業と異なり複数の事業を展開しているわけではなく、単一の事業を展開しています。ウェルチの言う「選択と集中」する余地がないのです。 しかし、それにもかかわらず、日本の中小企業でも「選択と集中」は大切だと思います。 コロナ禍で今ある事業が行き詰まりを見せているということは多いですし、混迷するビジネス環境で、新たなことにチャレンジし続けなければなりません。これまでの業態を新しい業態に変化する必要もできます。例えば、これまでの店内飲食からデリバリー・テイクアウトを行うようになった店舗もありますし、これまでの店舗販売からネット販売を行うようになった企業・店舗もあります。ウィズコロナ・アフターコロナの時代に、どっちつかずの状態で両方を行い続けるのか、あるいは、どちらかを選択して
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中小企業経営のための情報発信ブログ31:ランチェスター経営戦略

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は「ランチェスター経営戦略」について書きます。「ランチェスター経営戦略」というのは、後で詳しく述べますが「弱者の戦略」です。弱い立場にある者がどうやって強者に対抗できるかを軍事戦略を基に組み立てたものです。戦争でもビジネスにおいても、戦闘力が高い組織は圧倒的に有利な立場にあり、勝ちを収めることができます。では、弱い立場にある者が強者に勝つことはできないのでしょうか?先日、「良い戦略、悪い戦略」の中で、ネルソン提督の戦略を説明しましたが、良い戦略であれば、弱者であっても勝つことはできるのです。かつてのように右肩上がりに経済が成長している時代には会社を作れば、戦略がなくても何とかなりましたが、経済成長が望めなくなった今は、中小企業はNO.1にならないと生き残ることは難しくなっています。 GE(ゼネラル・エレクトリック)の最高経営責任者ジャック・ウェルチはCEO就任後「ナンバーワン、ナンバーツウの戦略しかやらない」と言い、事業領域を極端に絞り込む戦略を取りました。これはポジショニング戦略であり、この戦略的意思決定は数年後に増収増益をもたらし、ジャック・ウェルチは「20世紀最高の経営者」として認められたのです。 中小企業も、生き残りをかけた戦いに勝つためには、ジャック・ウェルチと同じように、NO1かNO2以外はやらないという覚悟・勇気が必要なのです。 それでは、どうすればNO1になれるのか、そのヒントを教えてくれているのがランチェスター経営戦略です。弱者(中小企業)が強者(大企業)に勝つには一定のルール「原理原則」があるのです。1.ラ
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