152.「料理が下手」「ブスッとしている」…モラハラ夫に“サゲ”られ続けた妻の“静かな決意”
「料理が下手」「ブスッとしている」…モラハラ夫に“サゲ”られ続けた妻の“静かな決意”
謙遜も、度が過ぎると否定になります。ましてや、夫や妻のことを謙遜するのは嫌みになるだけでなく、相手を不快にさせたり、ひどくなればモラハラになってしまったりする可能性もあります。
本気の謙遜で夫の評価を“サゲ”、周囲の人をイラつかせた妻と、妻を“サゲ”続け、離婚を決意させた夫の事例を2つご紹介します。
自分に自信がないことで周囲をイラつかせる妻 楓さん(32歳、仮名)は「私なんて」が口癖の、おとなしく控えめな女性。いつも周囲の目を気にしていて、オドオド感さえ漂います。
夫の裕さん(32歳、同)は中学の同級生。中学時代、裕さんが楓さんに片思いしていたそうです。同窓会で再会し、裕さんが告白。お付き合いが始まり、結婚したという“あるある”恋愛です。裕さんは社会人ラグビーをしていて、体格がよく、さわやか系の男性。人当たりもよく、はつらつとしていてママ友の受けも抜群です。
「おたくのパパって本当にかっこいいね。優しいし、うらやましい」。楓さんは、ママ友にそう言われるたびに、「そんなことないです。◯◯さんのパパの方がすてきです」と答えます。しかし、それは誰の目から見ても正しいことではありません。
それに、裕さんを褒めた友達は、自分の夫を褒めてほしくて言っているわけではなく、率直な感想を述べているだけです。当然、その場はしらけます。楓さんは、そのしらけた空気を感じて「私なんかの夫なので…」と意味不明な発言をしてしまい、さらに空気を悪化させます。夫が苦手とする家事のことを、だらだらと補足することもしば
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