人と語り合い、審美眼を育む
「どうしたら早く成長できますか」と相談されました。
今日は審美眼の話です。
写真を鑑賞する時、審美眼が
問われます。
審美眼とは、「何を美しいとみるか」
。
即ち、「良い写真」を見る眼です。
そもそも、評価されている作品の
何がいいのか、わからないことが
あります。
評価している人は、その方の
審美眼により評価しているわけです。
見る眼が異なると、評価が
異なります。
「良い」と評価されるべき写真が
あります。
それを、自分も「良い」と
評価できるかはわかりません。
評価されている写真を、自分は
評価できない時もあります。
僕もありました。
今でもあります。
「なぜこの写真が評価
されるのだろう」という疑問です。
自分が、そもそも何が「良い写真」
なのかをわかっていなければ、よい
作品を創れません。
自分の審美眼を育むには、人と
語り合うことです。
写真教室で「自分が素敵だなと
思う写真を集めてくる」という課題が
出ました。
そして、それをみんなで
教え合うのです。
例えば、モノクロ写真がテーマと
します。
モノクロ写真の中でも、他の
生徒さんは自分が知らないような
作品を紹介されます。
同じ1枚の写真を見ても、自分と他の
生徒さんで見えている物が異なる
場合があります。
自分が気づかないことを、他の
生徒さんが気づいておられるのです。
語り合うと、新しい気づきが
あります。
特に、自分より経験を積まれた
先輩の見方を知るのは、勉強に
なります。
人と語り合うことで、自分の
審美眼を育む。
新しい気づきが成長になります。
ま
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