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お布施

色々おりてきた。==以下全文引用==「布施」 一郷 正道(いちごう まさみち)(大谷大学 教授 仏教学)  ワイロを贈ったり、取ったりの犯罪行為が絶えない。金品の授受のみならず、日常の善行の中ですら、見返り、便宜供与が当然視されているかのようである。そんな風潮の中、仏教の布施の精神に思いをいたす。  「布施」は、梵語「ダーナ」の訳語で、檀那、旦那と音写される。今、布施は、仏事を執行した僧への謝礼としての金品、したがって、檀家から寺へ包むもの、と理解されている。また、「ダーナ」は、「与える、施す」が原意であるから、「旦那」は、財産家、主人、夫、パトロンをも意味するようになった。  ところで、布施は、仏教修行者・菩薩(ボサツ)の修行の徳目(六種の完成行(ハラミツ))の一つで、外に向けての社会的行為といえる。それは、物惜しみと貧困を打ち破り、大きな財と福徳の資財を獲得させ、財産への執着を除き、人々を利益するものでなければならない。布施行には、法施と財施と無畏施の三種がある。法施は、説法することで、説法によって人々の善根が育成される。法施が三種の中で最も重要である。財施は身体の物質的支えとなり、無畏施は心の心情的支えとなるもので、人々との応接において怖れを除くことである。  また、布施という行為は、施者、受者、施物という三者が相縁ってかりそめに成り立っているにすぎない。施者は、受者と施物があってはじめて施者たりうるし、受者も施物も同様である。そのように考える時、三者いずれに対する執着や計らいを離れた無私の布施こそすぐれた完成行になると言える。  この程度のものしか提供できない私なのに、
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尽くす

私たちの日常生活には、無意識のうちに多くの「〜してあげたのに」という感情が潜んでいます。しかし、この思いは人間関係において不和の種となり得ます。一方で、「布施」という概念は、見返りを求めずに他者への善行を行うことの重要性を教えてくれます。この記事では、自己肯定感を高め、より幸せで充実した人生を送るために、「〜してあげたのに」という感情を越え、布施の精神を取り入れる方法を探ります。「私はこんなに尽くしてるのに」という言葉は、相手に対して一方的な期待を抱き、見返りを求める姿勢を示します。しかし、このような態度は相手を遠ざけ、自己の心理的負担を増大させます。人に対する親切は、「自分がしたいからする」ものであり、見返りを期待せず、その行為自体に喜びを見出すべきです。恩着せがましい態度は人間関係において避けるべきであり、親切は純粋な動機から行うべきです。仏教における布施の本質は、「見返りを求めずに喜んで与える」ことです。これは、自己肯定感と幸福感を高める上で非常に重要な概念です。布施は、古代インドの言語サンスクリットの「ダーナ(檀那)」に由来し、「与える」という意味を持ちます。布施を行うことで、自分自身を清め、巡り巡って自分に帰ってくる善業となります。「布施をする機会をいただいて有難い」という考え方は、自己肯定感を高め、人生をより満たされたものにする鍵です。自分だけが幸せになることを最優先に考えるのではなく、周りの人々を幸せにすることから始めるべきです。人を無償で助ける行為は、心に清々しさと満足感をもたらします。損得感情で生きることは、自己肯定感を見出せず、満たされない人生を送ることに繋
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第五回 布施 ~財施~

布施のお話をしております。  今回は「財施」です。財施とは、物やお金や労力を施すことをいいます。注意点は、どこにでも施せばよいというものではありません。例えば、闇勢力に財を施せば、悪事に加担することになってしまいます。この場合、私たちをしあわせにしてくださる真実の仏教に施すことをいいます。また、本来、そのような仏教をお聴かせて頂いた御礼として施されるものを「お布施」といいます。また、布施というのは強制されるものではなく、お一人お一人のお気持ちから施されるものをいいます。そして、そのようになされた布施は、布施をされた当事者のものとなります。結果、布施というのは、布施された方がしあわせになる仕組みとなっています。ビジネストークのような浅い話ではなく、これが大宇宙の法則であり、因果の道理に立脚した事実なのです。財施の話は、最も誤解を与えるおそれがあるため、また日を追ってお話できればと思います。※ 次回 ~無財の七施~ についてお話いたします。
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第九回 無財の七施 ~言辞施~

言辞施(ごんじせ)とは、心から優しい言葉をかけることをいいます。たとえば、言葉かけの基本は「あいさつ」ですね。これは性格の相性などに関わりなく、心がけ次第でできるものではないでしょうか。「おはようございます」「おつかれさまです」「ありがとうございます」など、これだけでも心の風通しが良くなるものです。与えた快さは、そのまま自分の快さとなります。自他共に好影響を与えるものですから、積極的なあいさつを心がけてゆきましょう。たとえ、自分からあいさつをして相手から返事がなくても、そのあいさつの布施行は、確実に自分のしあわせの種となるのです。
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