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ロジカルシンキング-帰納法-

物事を考える時にはロジカルシンキングが大切だと言われて久しい今日この頃ですが、しっかりと自分の言葉で説明できるまで落とし込むのは難しいかと思います。私自身も何度も繰り返して、ようやく理解をすることができました。今回は頭の整理を兼ねて、ロジカルシンキングの基本となる帰納法について書きたいと思います。まずロジカルシンキング=論理的思考について共通理解をしましょう。この言葉の意味するところは「対象となる物事を順序立てて、思考を行うこと」といえます。言い換えると、漠然と考えていても答えが簡単にみつからないので、地図を使って正しい道順で考えを進めていきましょうといったイメージです。空手でもボクシングでも基本の型を知らないと猫パンチになってしまいますよね。それだと攻撃力ゼロです。では帰納法とは何か?「いくつかの事象から共通点を抽出し、そこから結論を導き出す思考法」となります。例えば、新製品の販売に関してこんなことがあるかもしれません。A社では製品Xの発売を控えている。過去に新製品を発売した時の振り返ると以下のことが分かってきた。①製品Aでは、初回購入クーポンをSNSで発行したことで、一気に売上が伸びた②製品Bでは、リピート客向けに割引キャンペーンをSNSで発信したことで、売上が伸びた③製品Cでは、初回購入プレゼントをチラシとSNSで発信したことで、売上が伸びたこの三つの共通点はSNSによる情報発信があります。このことから、製品Xの発売にあたっては、積極的なSNSでの情報発信が効果的ではないか?との結論が導き出されます。帰納法では、過去の実例・事実から推論、結論を導き出すので失敗リスクと減少
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帰納法と演繹法

私は「世界の哲学者に人生相談」(Eテレ)という番組をよく見ていました。ある回のテーマが、フランシスコ・ベーコン(同名の画家と間違えないように)でした。ベーコンは1600年前後のイギリスの哲学者。「イドラ」という考え方で有名です。イドラとは、思い込み、偏見、先入観などのこと。イドラの原因は、人間であることそのもの、個人の育ち方・経験、社会生活でのうわさ、権威ある人の影響、などと言われています。ネットやSNSなどの現在のデジタル社会では、このイドラがより激しくなっているかもしれません。ちなみに、これを利用して発展させると、以前お話したフレーミング効果に行き着きます。 さて、ベーコンです。彼はこのイドラを認識した上で、実験、観察、経験で得られる事例を集めて、法則を発見すべしと言っています。これが帰納法です。事実→法則。この逆(法則→事実)が演繹法で、三段論法が有名です。ベーコンは演繹法に対し、帰納法を強く提唱しました。すでにある法則にゆだねるのではなく、実験や観察を重視した。その時気をつけなければならないのが、偏見や先入観、つまりイドラというわけです。この演繹法と帰納法は、思考の方法論として、「論理的思考力」の研修や書籍などでは必ず最初に出てきます。ただ、私はあまりピンとこなかった。理屈としてはわかるけど、日常生活や仕事に結び付かなかった。例示が少なかったからかもしれません。演繹法はわかりやすいです。地球は自転している→明日も太陽は東から昇る。万有引力がある→りんごは木から落ちる。こんな感じ。理詰めで説得する場合は有効です。 ではベーコンがおす帰納法を考えてみましょう。辞書には「類似
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