1038.「高齢者」本当にお金に余裕があるのか?
「高齢者」本当にお金に余裕があるのか?
“チラシとにらめっこ”する年金世代の実情
シニア層の中には高度経済成長期の恩恵を受けた人も多いといわれています。また、社会保険料は今よりも安く、銀行預金の利まわりが高かったことからも、若い世代の中からシニア層をうらやむ声が少なからずあるように思います。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると、金融資産を保有していない世帯を含む60代の2人以上世帯の貯蓄額の平均は2026万円(中央値:700万円)という結果でした。また、同調査における70代については1757万円(中央値:700万)となっています。
しかし、平均貯蓄額は一部の富裕層が金額を大きく引き上げていることもあり、実態にはほど遠く、現状は各世帯によって差があると考えられます。そこで、現役世代とシニア世代の平均年収と平均貯蓄額、年金生活者の実情などを見ていきましょう。
“働き盛り”30~40代の年収&貯蓄額の平均は…
国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」から引用
国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告-」から引用
30~40代といえば社会人としての経験がそこそこ長い人も多く、役職手当が付いている人や、新卒時と比べて昇給した人も多くいる年代です。
また、近年は結婚という道を選ばない人が増えているものの、30代前後で家庭をもつ人の方が多いのが現状です。住宅ローンや子どもの教育費、自身の奨学金返済など支出項目は多く、生活にゆとりがない人も多いのではないでしょうか。
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