リフレーミング
リフレーミング今回の内容はリフレーミングについて書いていきます。
リフレーミングとは心理学用語で、ある出来事に対して、違う枠組みや意味を与える ことによって、その出来事の見方を変えることのことです。
同じ出来事を体験したとしても人により、その出来事と似た体験をする度にその出来事が蘇り、恐怖を感じてしまうという人もいれば、あっけらかんと「そんなことあったかな?」と忘れてしまっている人もいます。
そこにはその人の性格やこれまで経験などが影響し、自分の枠組みを作っているのです。
枠組みを変えるということでよく例に出すのがあがり症です。
セミナーなど多くの人の前で話す機会があるときはよくこんな質問をします。
「この中であがり症の人は手を挙げてください。」
というと過半数以上の人が手を挙げてくれます。続けて
「その中であがり症について悩んでいる人は手を挙げてください。」
というと手を挙げている人はかなり減ります。
つまりほとんどの人は「あがり症ではあるが悩んではいない」ということになるのです。
あがり症で悩んでいる人の多くは「うまく人前で話をすることで良い評価を得たい」という気持ちが強いのです。
そこで「他人から見られる自分」に意識を向けている枠組みを少し変えてもらいます。
「人前で話をする目的は格好良く話すことですか?目的は他にありませんか?」
と考えてもらうのです。
勘の良い人はわかったかもしれません。
目的は他にあるのです。
「話をする目的はあなたが自分の考え方や価値観、そしてあなたしか感じることができない感情を伝えることではないでしょうか?」
というだけで枠組みを変えることができ
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