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バタフライ効果

以前も書きましたが、私は以前放映していたNHKEテレの「奇跡の星」という番組を楽しみに観ていました。示唆に富んだ気づきの多い内容でした。地球という星に生物が存在しているのは、奇跡的な連鎖のおかげだと、つくづく感じます。宇宙飛行士が語ります。「全世界に、広く多様な生物が生存しているのではない。宇宙という暗黒の中に、地球というただ一つのオアシスがあるのだ」。地球上での物理、気象、地質などは、全てが繋がっている。そう考えて思い出したのが、「バタフライ効果」です。 「バタフライ効果」とは、些細なことが様々な事象を引き起こし、徐々に大きな出来事に変化していくこと。元々「ブラジルでの蝶の羽ばたきが、テキサスに竜巻を引き起こすか」という気象学から始まり、カオス理論に至った寓意的な表現です。学問的には予測困難性を意味しますが、日常的には映画などで「小さな伏線が終盤に大事件に発展する」ことを表します。これは日本の「風が吹けば桶屋が儲かる」に近いかな? 「バタフライ効果」は結果から逆引きするとよく理解できます。例えば、自分の子供がいる。その子は、自分と夫との間に生まれた。私と夫は大学時代に合コンで出会った。その合コンは友達の一人が急遽欠席になったので、たまたま参加することになった。友達の欠席の理由は腹痛だ。その原因は昼に食べた納豆だ。つまり我が子の存在は、友達の冷蔵庫の中に長々と居た納豆が発端なのです。極端に感じますが、実際そんなもんです。友達が賞味期限切れの納豆を捨てていたら、結果は変わっていたはずです。 ここからは実話。私は新卒で就活をしている時、A社とともにB社も強く志望していました。B社に
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空想力

みなさん、恐竜が絶滅した理由を知っていますか?私は子供の頃、「恐竜は哺乳類に卵を食べられたから全滅した」と信じていました。その他にも火山の噴火、隕石の衝突、氷河期の到来などの説もあったように記憶していますが、代表は「哺乳類説」でした。しかし今では「隕石説」でほぼ決着がついたようです。直径約10kmの小惑星が地球に衝突した(メキシコのユカタン半島)。その衝撃で巻き上げられた塵埃が太陽の光を遮り、全地球規模で気温が低下し、恐竜は絶滅したというシナリオ。今から約6600万年前のことです。なるほど、青梅市くらいの大きさの隕石が衝突するだけで、全地球規模で全滅するのね。おっかないですねえ。 以前放映していたNHKEテレ「奇跡の星」という番組で、いろいろ知りました。地球は様々な物体が漂う宇宙空間の真っただ中にいる。地球誕生も衝突、水の存在も衝突、恐竜の滅亡も衝突。多くのことが彗星・小惑星・隕石の衝突が原因となっています。うーん、これからもありますね。決して映画だけの世界ではありません。子どもの頃は「宇宙の果てはどうなってるんだろう?」と空想したものです。「果ての先には何があるんだろう?壁?壁のむこうは?」。空想が自然科学に対する好奇心をかきたてました。特に男児は多くが「将来は科学者になるんだ」と思っていたものです。しかし大人になると空想力は弱まるような気がします。空想する余裕がないの?妄想?では想像力と空想力とでは何が違うのか。想像力が現実的なのに対して、空想力は非現実的というのが私の印象です。空想に根拠はいらないし自由です。現実味に欠けるぶっとんだ発想ですね。だからこそ興味をそそる。 で
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ベストバランス

バランスという言葉は、主に「つり合いが取れている状態」「均衡」「安定」「調和」などを意味します。「バランスがよい」ほうが「バランスが悪い」よりもいいに決まってる。しかし『バランス⇔アンバランス』ではなく、『バランス⇔個性』と捉えると必ずしも絶対善ではなくなります。「君はバランスがいいけど、尖った個性がないね」と言われると少し残念です。「無難でつまらない」といった意味にもなる。うーん、難しい。例えば「文武両道=バランス」かと言うと違いますね。一見相反する尖った部分(100点)を二つ同時に満たす(合計200点)といった感じ。一方バランスは両方50点(合計100点)といったイメージがあります。妥協、中途半端、折衷案など、なんとなく弱々しい印象です。 しかし自然科学の世界ではバランスはとても強いのです。バランスが多様性につながる。バランスよく生息・分布し、バランスよく多種類が存在することで絶滅を回避することができる。有名な話ですが、アリの中の10%は働きません(90%は働き者)。その10%を除くと、残りのうちの10%がまた働かなくなります。それには意味がある。なぜか。100%全員が働き者になると全滅するリクスが圧倒的に高まるからです。それを本能的にわかっている。バランスをとるということは種が存続するために必要なんですね。 以前、NHKEテレ「奇跡の星」という番組があり、よく見ていました。「地球の神秘」を描いたドキュメンタリーで、地球が奇跡的なバランスで成立していることを描いていました。空気中の酸素の構成比は20.95%で何万年も変わっていません。環境、生態系、人口は変化しているのに。ち
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