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気楽に読んでください、呼吸のおはなし ~その72~

本日もお読みくださり誠にありがとうございます。昨日の続きで、ジャンルというものへの囚われとエネルギーの齟齬に付いて書こうとしています。縺れた糸にも色んな解き方や解消の仕方があります。何れにしても、今まで出ていた声が同じようには出せなくなるという事は、心と体からの何かに気付いてくれというメッセージ、ドンドンとドアをノックして来る現象です。それはきっと大きな視点に立てば、生き方の転換点を示してくれているのだと思うのです。ただ、そのような事はご本人にしてみれば早く何とかしてもらいたい厄介な一時的トラブルでしかありませんから、結構僕なんかは「面倒臭い奴の所へ相談に来てしまった」と思われてたと思います。確かに面倒臭い、出来れば無かった事にして早くこれまで通りの普通に、元に戻して欲しいというのが正直で真っ当な望みな訳ですから。でも、やっぱりここでも大切にしたいのは根本的なこと、今、心が体がどうしたがっているのかというこの一点です。ジャンルを上っ面だけで解釈していると、例えば、ロックやブルースはハスキーヴォイスでとか、クラシックはマイクを使わず生声でとか、〇〇らしさという幻影に惑わされることになってしまいます。しかし、本当に聴衆に対して届けなければいけないのは、今という空気感、社会的、時代的なことも全て含めた空気を取り入れたその人の体が発するエグゾーストノート、排気音なんです。自分の深い処まで表現の種を確かめに行くその深さというのは、数学の座標軸のような世界観では到底表せない意味での深さです。ここで大きな味方になってくれるのが、自分たちは決して完璧に成長し切った存在では無く、弱さも悪さも全て
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