ジュニアNISAは2023年まで、終了後はどうなる?
ジュニアNISAとは私達が株式や債券といった金融商品を売買する為の口座(証券口座)には一般口座、特定口座、NISA(少額投資非課税制度)口座があります。名前の通り、ジュニアNISAはNISA口座の一つであり、2016年に導入された「未成年者少額投資非課税制度」です。では、その中身を見てみましょう。ジュニアNISAの概要上表の通り、ジュニアNISAの非課税投資枠は年間80万円が上限、投資期間が最長5年間となっています。従って非課税投資枠の最大は 80万円×5年間=400万円 という事になります。ジュニアNISAの対象年齢は、0歳から19歳以下の未成年でしたが、2022年4月からの成年年齢の引き下げにより、2023年以降は同年1月1日時点で17歳以下の者が対象となります。口座名義は未成年者ですが、口座の運用や管理は、名義人の親や祖父母が行います。通常、金融商品を運用して利益を得ると、20.315%の税金がかかりますが、ジュニアNISA口座の中で運用すると税金はかかりません。例えば、子どもが1人いるご家庭だと、大人1人当たりの一般NISAの非課税枠は年間120万円ですので、子どもと合わせて家族3人、年間320万円までは非課税で運用することが可能となります。一見、良い事ばかりのジュニアNISA制度ですが、残念ながら2023年いっぱいで廃止される事が決まっています。何故、2023年いっぱいで廃止になってしまうのでしょうか?
金融庁によると、2022年3月末時点でジュニアNISAの口座数は約80万口座。一般NISAの1,699万口座と比べると著しく低い数です。この不人気が理由で2023年い
0