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旅行と偏見:「フランス人は10着しか服を持たない・・・」のか?

何となく思い立って本棚を整理していると、「フランス人は10着しか服を持たない・・・」なる本を見つけました。 なんでもこの本は大変売れたそうです。 しかし、ざっと読み返してみると、やはり偏見に溢れています。 昔から旅行をすると見聞が広がると言われています。 だから「かわいい子には旅をさせよ」といった諺もあるのでしょう。 しかし、旅をすると却って勘違いを増大させてしまうこともあります。 かなり前に亡くなった映画監督 伊丹十三さんは「ヨーロッパ退屈日記」のなかで、「偏見を得ようとするなら、旅行をするにしくはない」と言っています。 まったくその通り。 旅といった短期間で、大したことが理解できるわけがない。 ただ、人間は大抵、自分の経験が特別だと考えたがるものです。 自分の目で見た、または見たと信じているほんの僅かなことから、新しい発見をしたと思い込む。 ところで、「フランス人は10着しか服を持たない・・・」の著者(ジェニファー・L・スコット)ですが、アメリカ人で15年前に交換留学生としてパリに半年滞在しました。 そう、たったの半年。 彼女は21歳だったとのことです。 それでフランス人はどうしたなんて言える勇気は凄い。 滞在期間の長さや年齢は関係ないと言うかも知れませんが(本人は身も心もパリジェンヌになったそうです)、もし、外国人の21歳やそこらの女の子が6カ月ほど日本に滞在して、日本人はどうこう言ったら、あなたは信じますか。 人それぞれですから、信じる人がいても別にいいですが。 そして、ホームステイした家族の生活に感銘を受けた。 まず驚いたのは洋服ダンスの小ささです。 アメリカ人の彼女
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