白黒思考を変えたい
「0か100か」「善か悪か」のような白黒思考で、二つしかない判断基準に振り回されて苦しんでいる人は多いです。
多くは、100か善になれないことで苦しんでいます。
100になれないから自分には価値がない、のように。だから100を目指して苦しむ。
本当に目指すのは、白黒思考オンリーになっている自分から卒業することです。
1.白黒思考とは
◆ある範囲の選択肢があるのにそのうちの両極端しか考えない◆特に選択を相手に強いるような状況で生じる(「お前が俺たちの仲間にならないなら、お前は敵だ」)◆灰色(あいまいな状態)に耐えられず、ものごとをすべて白か黒かという極端な考え方でわりきろうとする。 いわゆるグレーゾーンや曖昧な領域を認めない◆すべてのことにおいて『良い/悪い』『やる/やらない』『許す/許さない』といった具合に判断するこうして改めて考えてみると、とても窮屈で融通の利かない堅苦しさを感じます。しかし意外と日常的にやってしまっている考え方でもあります。
月曜の朝に、「だるいから会社休んじゃおうかなー」と思うそばから「でもあの仕事は早く終わらせないといけないから」と出社する。しかし体調が悪いのは事実だったので、悪化した、という場合。
半休取るとか、残業はせず定時で帰ってくるとか、違う方法が思い浮かばないのです。
2.白黒思考の例
白黒思考とは実際にはどんな考え方で、どのように行動に現れるのでしょうか。
<例1>仕事上の些細なミスで「もう全部おしまいだ」と絶望する↓
やっていたことを中断し、放り出す。
または会社を辞める(辞めたいと相談する、申し出る)
<例2>朝、挨拶の返事が無かったこと
0