自分を知り、自分に正直に生きることの大事さ~私の失敗談~
自分を知るということがいかに大事で、そして意外に難しいものだということを感じます。自己分析というと就職活動前によくやるものですが、仕事についていろいろな経験を積んだことで自分の考えが変わっていることもありますので、社会人にとっても重要なことだと思います。 私の場合は就職活動のときも含めて、ろくに自分に対する理解を深めようとはしてきませんでした。「自分のことなんかわかってるよ、分析に時間を使う必要なんてないよ」と思っていたのです。1.成り行き任せの自分 子供の頃の私は、なかなか人と馴染めないタイプでいじめられっ子でしたが、勉強だけは得意でした。勉強はそんなに好きだったわけではありませんが、自分には勉強しか取り柄がないと思い、高校は市内では一番の進学校と言われていたところを選び、大学もある程度頑張ればなんとか入れそうなところというくらいの感じで選びました。大学に入って何がしたいとかはありませんでした。 もしかしたら、大学くらいまではそういう方も多いかもしれませんが、私のいけなかったところは就職活動です。まともに自己分析もせず、どこの企業が一番自分とあっているか、なんてことはほとんど考えておらず、なんとなく大手の会社をいくつか受け、次々と玉砕していきました。最終的にはある企業1社から内定をいただくことができ、そこで就職活動を終了しました。 つまり、就職先を決めた最大の理由は、"最初に内定がいただけたから"ということでした。自分のスタンスとしては、「自分には特別好きなことなんてない、置かれた環境で頑張ればいい」というものだったのです。そう思って働いてきました。そんな後ろ向きな気持ちで
0