五行相生 と 五行相剋
占いにすると神秘臭いが、補完関係と競合関係。寄生関係と捕殺関係、互恵関係などになるだろう。五行の関係は、基本中の基本で、これなくして占いではないが、これなくして自然界も語れない。西洋にも空気から木ができ木を燃やせば土になるというような生成思想があった。今の素粒子論からすれば非常に原始的であるが、物の流れを見るのに最もわかりやすくしたと言える。 五行の関係は相生、相剋などがあり同じ比和を良しとするが比和にはあの世に帰る意味が変卦として発生してくる。 だから、彼を木としたら私は火、彼の生命力を吸い取るだけとか思い悩むことはない。 細かいことは気にせずそんな関係だとのみこんで、もし愛し合うことになればそのまま進めばいいだけのことだ。 おつうがつるだとしても覗かなければそのまま幸せに暮らせていたし、お雪が雪女だとしても、子供の熱を冷ますお雪を見なければ幸せに暮らせる、牡丹灯篭でも余計な坊主にお札を貼らせなければ、ハッピーにあの世で骸骨になれた。 ある意味、正常性バイアスが人生の大きな余禄を失わせた例と言える。 五行の解釈に正常性バイアスがはいるとおかしくなっていき壊れていく。世間一般の外的批判を遮断して、二人だけの関係を純粋に見た時、五行の意味がみえてくる。 例えていえば乃木坂46の伊藤君と番長のような感じで、その時は周りを完全に排除して評価し、なり切れる関係で感じることだ。
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