頭金?手付金?自己資金? 意味が違うのでご注意を
不動産取引の際に飛び交うお金の呼称について考えてみました。
まずは「自己資金」という言い方。これは、「借入」に対して、「自分で用意するもの」として表現されます。自分の預貯金だったり、親族からの援助だったり、出所は別にして自分で用意するお金です。
自己資金と借入(住宅ローン)を合わせた額が総予算となります。一般的には総予算の2割くらいは自己資金を用意した方が良いと言われています。
次に「頭金」ですが、これは「代金を一括ではなく分割して支払う条件のもと、最初に支払うお金」のことを指します。不動産取引は、契約と同時に物の引渡しや代金支払いができないので、売買契約時に代金の一部を支払う必要があるのです。
最後に「手付金」これは頭金と似ていますが、もっと深い意味があるのです。そもそも、売買契約書や重要事項説明書には「頭金」とは表記せず「手付金」と表記し、その取り扱いについて詳しい記述があります。
高い買い物ですから、「買うとは言ったものの、やっぱりやめておこう」という気持ちの変化が起きないとも限りません。そのような時のために、手付金を放棄する(返還を求めない)ことで契約が解除できるようになっているのです。
耳慣れない専門用語は難しく感じるものです。厄介なことに、表面的には捉えにくい暗黙の意味を秘めていることもありますし、普通の不動産業者は積極的には解説してくれないこともあります。【まとめ】マイホーム購入の資金計画で飛び交う「頭金」「手付金」「自己資金」と言う言葉。3者は似て非なるもの。意味合いも取り扱いも違うので、説明をしっかり求めるようにしましょう。
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