うつ病夫婦のコミュニケーション不足
自分、あるいはパートナーがうつ病になった夫婦は、コミュニケーション不足になりがちです。
それは当然のことです。
うつ病の大きな症状は、気分の落ち込み・意欲の低下・思考の偏りですから、以前と同じコミュニケーションが取れなくなってしまうのです。
かといってそのままにも出来ないですよね。
どういう対処をすればいいでしょうか。
Q1:うつ病の人に言ってはいけない言葉はなんでしょうか?
よく言われるのは「頑張れは禁句」ですが、それほど単純な話ではありません。
良かれと思って言った言葉が、うつ病というフィルターを通すことで全く違う意味に変わってしまうからです。
たとえば、
◆もっと気楽に考えればいいのでは?
◆あなたよりもっと辛い状態の人もいるんだから
◆気分転換になるようなことも試してみれば?
◆これから先どうしようと思ってるの?
◆○○が出来たんだから、●●(仕事、家事)も出来るんじゃない?
のような言葉です。
励ましたり後押しするつもりが、うつ病の人には
◆気楽に考えられていたらうつ病になんてなってない
◆他の人がどうなのか、は、今の自分には関係ない
◆今はこうしている(家にいる、横になっている)だけで精いっぱいなのに
◆先のことなんて考える余裕はない
◆○○と●●は全く別次元なのにどうしてわかってくれないんだ
と感じてしまうでしょう。
Q2:どんなことに配慮して話せばいい?
夫婦、特に夫婦二人の家族なら会話は必須です。しかし思ったことを何でも話せた時期とは違い、病気に対する配慮が必要です。
①話す側(うつじゃない人)の基準で考えない
例えば
◆朝は一定の時間になったら起きる
◆1日
0