吃音の私が「自助グループ」で感じた、他では得られない安心感
吃音の改善を目指して、私はこれまでさまざまな方法を試してきました。その中でも特に、いつも一番気持ちが楽になれたのが、自助グループへの参加でした。特に、順番に自己紹介やスピーチを回していく、練習・トレーニングを目的とした集まりが、私には合っていました。「うまく話せた」より大切なこと自助グループに参加することで、吃音そのものへの直接的な効果は正直わかりません。ただ——こういった場でいつも私は、意識してゆっくり、落ち着いた話し方を心がけていました。そうすると、発語に関わる筋肉がほぐれていくような、力みがとれていくような感覚を味わうことができました。そして何より大きかったのが、当事者同士だからこそ生まれる感覚でした。「共感」という言葉だけでは言い表せない、独特の「救われる感じ」がありました。集まりがあったその日は、いつも何かしらから解放されたような気持ちで帰路についていたのを覚えています。なぜ「仲間との対話」は心を楽にするのかこれは心理学的にも説明できます。同じ悩みを持つ人と言葉を交わすことは、「自分だけじゃない」という正常化をもたらします。孤立感が薄れ、自己否定の感情が和らぐのです。また、安心できる場で声を出すことは、扁桃体(不安・恐怖を司る脳の部位)の過剰な反応を少しずつ和らげる効果があるとも言われています。吃音への恐怖や緊張が、場数と仲間の存在によって少しずつほぐれていく——これは、ただの「気のせい」ではなく、脳と心の自然な働きによるものです。オンラインでも、同じ体験を自助グループのような場は、「近くにない」「参加するのが怖い」という方も多いと思います。そんな方に、ぜひ私のサービ
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