催眠術って怪しい?パート2
前回のブログの続きで、催眠は単なる心理現象と書きましたが、テレビで行っている催眠も全て心理現象を利用しているのです。
こんなことを書けば、マジシャンがマジックの種明かしをしているような感じになるのですが、私が考えていることを書きます。
さて心理現象と言えるのはなぜかといえば、どんなに催眠状態に深く入ったとしても術者の思い通りに動かすことはできないということです。
実際に私もテレビで行う催眠術をたまにしますが、「これだけはしたくない。」ということに対して暗示を入れてもなかなか入らないのです。
もし何でも暗示が入り、術者の思い通りになるのであれば、催眠をしている人は好きなことをし放題ですよね。
しかしほとんど催眠を使った犯罪はほとんどといったほど聞きません。
そこには、やはり本人が望むかどうかが影響してくるからなのです。
つまり「催眠術は全ての人がかかるわけではない。」ということを言いますが、望んでいない人にいくら暗示をかけ続けても入る確立はグンと下がるのです。
テレビで行う催眠術はかからない人にはやりません。
本人が望んでいる人に対して行うのです。
ということを考えてみると、催眠の暗示は何かと言えば、命令でもなく、抵抗できないものでもなく、単なる提示であるということになります。
提示されどうするかは自分が決断できるのです。
では、何故自分では意識できるはずの行動を自分で決めることができない状態になるのでしょうか?
次回に続く。
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