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答えの出ない事態に耐える力 ~ライフキャリアデザインの場面で~

突然ですが、みなさんは「問題解決」の圧力に疲れることはありませんか私たちは、大抵の教育機会において、旧来の3ステージ(教育・仕事・引退)のキャリアに適合するべく様々な学習経験を与えられてきています。「とにかく、早く答えを出す」ことを奨励され、さらにはそうすることで高い評価を得られることにどっぷり浸かってきています。 「問題解決」でどうにかなる「技術的問題」ではなく、その時の状況に合わせて柔軟に変化することが必要となる「適応課題」について、区別して考えられる力があればよいのですが、これまでの学習経験から、何でもかんでも「問題解決」志向で正しい答えを出さなければならないというパターンにはまってしまっている方は少なくないのではないかと思います。私自身もついつい、陥ることがあります。 すでに成熟期を過ぎて衰退の時期に入っていると思われる、大量生産・大量消費の時代でしたら、過去の成功体験から解決策を導き出すような「問題解決」で大抵のことは処理できたでしょう。しかし、不確実性が高くなり混とんとしている現代では、自分自身も当事者となり「答えの出ない事態」に向き合う場面が多くあるはずです。そのような場面では、「問題解決」を用いようとすると歯が立たないことがあります。ものの見方を変えたり、周囲との関係性を見つめ直したり、あるいは自分の内面を探ったり、という風に様々な「適応的な」試みをする必要が出てくると思います。 そのような試みに必要な、「答えの出ない事態に耐える力」をネガティブ・ケイパビリティ(陰性能力)といいます。精神科医の帚木先生によれば、「性急に証明や理由を求めずに、不確実さや不思議さ、
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【Y-Biz】ネガティブ・ケイパビリティとは〜答えのない時代を生き抜くための力〜

 現代社会は、変化の速度が速く、VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)と呼ばれる時代と言われています。このような時代において、確実な答えを求めることは難しく、むしろ不確実性を受け入れることが重要になってきております。 そこで注目されているのが、「ネガティブ・ケイパビリティ」という概念です。これは、19世紀のイギリスの詩人ジョン・キーツが提唱した言葉で、「答えの出ない状況に耐える能力」と説明されます。日本語訳は定まっておらず、「消極的能力」「消極的受容力」「否定的能力」など、様々な表現が使われています。(一部引用:ウィキペディア) 今回この「ネガティブ・ケイパビリティ」を取り上げたのは、我々キャリアコンサルタントにとってその役割を果たすためのスキルの一つでもあるからです。自身の体験や研究も踏まえてご紹介できればと思っています。 なお、本ブログ記事は、主に情報提供のみを目的としており、専門的なアドバイスも提供するものではありません。内容に関しては、一個人としての経験と思いや考え方をまとめたものであり、「ネガティブ・ケイパビリティ」に関する学術的・科学的・専門的な具体的アドバイスや技能取得のための指導を求める場合は、別途専門家にご相談することをおすすめします。 さて、前置きが長くなってしまいました!早速内容に入ってきましょう☆彡<目次>☆ネガティブ・ケイパビリティの重要性☆ネガティブ・ケイパビリティを育む方法☆ネガティブ・ケイパビリティを活かせる場面☆ネガティブ・ケイパビリティと共感力☆ネガ
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