絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

今,心理学の学術誌でより重要視されていることとは?

こんにちは!心理学研究員の原です。今回は今,心理学の学術誌でさらに重視されるようになったことを書きたいと思います。なお,学術誌をジャーナルと呼ぶ人が多いですが,ここでは学術誌で統一します。心理学の二大学術誌と言われているのは心理学研究と教育心理学研究です。最近では,発達心理学研究の充実によりこれも含めて三大学術誌とも呼ばれるようになってきました。これらはインパクトファクターが高いです。他にも,パーソナリティ研究や家族心理学研究もインパクトファクターが高く位置づけされています。心理学系論文のインパクトファクターについては,検索すると出てくるので気になる方は探してみてください。心理学の学術誌には分野によって重視されるところが異なります。心理学研究は理論ベースの研究でないと採択されるのは難しいですし,教育心理学は理論だけではなく,実践が重視されます。発達心理学は少し粗い内容でもインパクトが重要視される傾向があります。どれもレベルが高く,私は心理学研究はアクセプト(採択)されましたが,発達心理学研究は2度チャレンジしましたが,いずれもリジェクト(不採択)でした。様々な特徴を持つ学術誌ですが,共通して重要視される点があります。それは,倫理的配慮です。倫理的配慮とは,対象者が実験や質問紙などで不利益を被らないことを指します。多くの大学院には倫理審査委員会というのが設置されており,それに通っていないと倫理的配慮が考慮されている論文とはみなされず,投稿してもリジェクトになります。心理学の大きな学会の学術誌をみてみると2020年~2023年にかけてさらに倫理的配慮が厳しくなっている傾向があるので
0
1 件中 1 - 1
有料ブログの投稿方法はこちら