絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

2 件中 1 - 2 件表示
カバー画像

中小企業経営のための情報発信ブログ472:本の紹介 ブレインドリブン⑴

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、青砥瑞人著「ブレインドリブン パフォーマンスが高まる脳の状態とは」(ディスカヴァー)という本を紹介します。帯には「予約が取れない大人気セミナー『神経科学レクチャー』を書籍化」とあります。 本書は、神経科学の観点から「脳の中で何が起こっているのか(WHAT)」を解き明かし、それに関連する「なぜそうなるのか(WHY)」についての知識を深めていきます。WHATとWHYを理解することで、モチベーションのコントロール、ストレスの対処法、クリエイティビティを高めるためのヒントを与え、「何をどうやるか(HOW)」について置かれた状況に応じ考えられるように図解も豊富に入れ工夫されています。人間の脳はデジタル社会に適応しておらず、スマホの使い過ぎは、脳や心・身体をも不調にし、睡眠や集中力にも影響を与え、特に子供や若者に悪影響を与えています。現代人は、色々な精神的な不調を抱え、不安やストレスに苛まれています。 本書は、脳を含む神経系を細胞や分子レベルで紐解いていく神経科学の観点から、特にビジネスの役立つ「モチベーション」「ストレス」「クリエイティビティ」という3つのテーマを取り上げ、先ほどのWHATとWHYについてのヒントを与えてくれます。 1.モチベーション  モチベーションには、①原因となるお金(報酬)的な「刺激」があり、➁それを受けて関連する脳や体内の環境が「変化」を促すことによって、③「行動」に移るという流れがあります。 (1)モチベーションを育むためのヒント1  Ⅰ:メタ認知の大切さ・・・「メタ認知」とは、「自分を客観視・俯瞰視し
0
カバー画像

『芸術的創造は脳のどこから産まれるか?』大黒達也 著

神経科学、脳科学から、創造性を考察した本。 著者の大黒達也さんは、医学博士。英国オックスフォード大学、マックスプランク研究所(ドイツ)などを経て、現在、英国ケンブリッジ大学にて勤務。専門は音楽の神経科学。8歳から独学で作曲を学び、ピアノ・ソナタ、オーケストラ、室内楽、即興曲、ジャズ、コンピュータ音楽等あらゆるジャンルの曲を制作。 無敵か。。!みたいな肩書ですが、音楽の創造性がどこから生まれるか知りたいというきっかけで、神経科学を研究されたようです。 本書でテーマとなる創造的な芸術とは、従来の価値観とは少し違う要素を取り入れたものとされています。 この創造性的な芸術を作り出すには、新しい発想を無数にかつ自由に広げ生み出す"拡散的思考"と、誰かに伝えるためのある程度基礎を構築する"収束的思考"のバランスが重要とのこと。 300本以上の論文をかいつまんでまとめた本ですので、一つ一つは少し物足りない感じもしますが、音楽における創造性、言語習得、学習への内発的、外発的な動機付けの意味、子供への適切な創造性をはぐくむ教育、まで多岐にわたっています。 個人的には内、外発的動機付けと創造性という視点が面白かったです。 内発的動機付けは報酬が不明確であるため、試行錯誤を続けることを主とするが、外発的動機付けは報酬が明確であるため、外発的動機付けのみで報酬を得られるようになると、ミスをしないような方法に固執してしまう。 具体的に言うと、お金や名誉のために仕事をしていると、課題解決の効率は上がるが、創造性は欠如する。一方で、知識の探求や独自のストーリーの構築など、好奇心を満足させるよう
0
2 件中 1 - 2
有料ブログの投稿方法はこちら