『色』が『こころ』に与える影響
色の持つ効果についてご説明する前に、まずはマンセル色相環(マンセル・カラー・システム、Munsell color system)をご紹介します。
この図【マンセル・カラー・システム (Munsell color system)】
Wikipediaでは次のように説明されています。
マンセル・カラー・システム (Munsell color system)とは、色を定量的に表す体系である表色系の1つ。色彩を色の三属性(色相、明度、彩度)によって表現する。マンセル表色系、マンセル色体系、マンセル システムとも言います。
このように、色相、明度、彩度という3つの組み合わせによって色彩を表現するというのがマンセル色相環の考え方です。
色相、明度、彩度という言葉はどこかで聞いたことがあると思いますが、それぞれ次のような意味となっています。
☆色相☆
色相はいわゆる色味のことを表します。色相環は色の波長を元に作成されており、赤、緑、青、黄色などの異なる色相が存在しています。絵の具の色の違いが色相の違いにあたるイメージです。
☆明度☆
明度は、その名の通り色の明るさのことを言います。明度が高い色ほど白に近づき、明度が低い色ほど黒に近づきます。
☆彩度☆
彩度は、色の鮮やかさを表します。彩度が0の色は、黒、白、グレーといったモノクロの色になります。反対に、彩度が高い色は原色に近い色に近づきます。赤い絵の具に白や黒の絵の具を混ぜるとだんだん鮮やかさが落ちていくと思いますが、それは彩度が低くなっているということです。
では、ここでもう少し『色』について学んでみたいと思います。
*****○アリストテ
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