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浜納豆#30

こんにちは大河ドラマで今注目を集めている徳川家康も大好きだった「浜納豆」をご紹介いたします納豆は納豆でも糸を引く糸引き納豆ではなくコロコロ、ポロポロとした食べ物です。浜松の名物なので浜納豆という名前がついていますが発酵食品的には「塩辛納豆」という食品になります。塩辛納豆の種類には京都の「大徳寺」、「天竜寺」で食べられていた塩辛納豆を「寺納豆」と呼ぶようになりさらに浜名湖畔にあった「大福寺」で食べられていた寺納豆を「浜納豆」と呼ぶようになったといわれています。作り方は煮た大豆を室(むろ)に広げ醤油と同じ種麹をかけて 大豆麹を作ります。3日ほどすると大豆のタンパク質が麹によってアミノ酸たっぷりの状態に変わります。アミノ酸はうま味の塊です。さらにそれを塩水につけこんで3~4か月たつと乳酸菌が繁殖し大豆に酸味と風味を付けてくれます。塩水から取り出し乾燥させると浜納豆の出来上がりです。出来上がりは味噌と醤油の中間といったところでしょうか。お茶漬けや刻んでごはんに混ぜ込んで食べるのがベストです。浜納豆は栄養価が高く保存性が良いため、戦国時代には重要な兵糧のひとつとなりました。食品の保存が難しい時代このような保存のきくタンパク質(アミノ酸に分解)の食品は貴重だったと思います。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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