周りがみんな敵に見えるとき
頑張っているのに、自分では敵を作るつもりなどないのに、周りにいる人が自分と敵対している、自分を否定している、自分に反対している、自分を攻撃してくるように思えてしまうとき。
それはどんな時でしょうか。どうやって自分と周囲に対処すればいいでしょうか。乗り越える方法はあるのでしょうか。1.周りが敵に見えるときの心理状態
周囲に対しては不安や恐怖を感じていることが多いでしょう。人には「所属の欲求」があります。集団でいることで協力し合って不測の事態に対処するためです。
しかし周囲を敵とみなしていては、何かトラブルが起きても自分と協力してくれる可能性は低いのでは、と思ってしまいます。
そればかりか、場合によっては除外されるのでは、真っ先に切り捨てられるのでは、とも考えます。
そしてどうしてこのような状況、心境になってしまったのか、という怒りも湧いてきます。
自分の仲間が無い、と、孤独感も感じてしまうでしょう。
周りが敵に見えてしまう、その理由が特にないからこそ、対処のしようがなく、ただ耐えるしかないと思ってしまいます。
2.自分自身を責めてしまう普通に考えれば周り中が敵、ということはありえません。
それでも当人の心の中でそう思ってしまえば、不安や恐怖、疎外感、孤独感は現実として存在します。
理由は分からないのに感情は感じる。
その感情から解放されたいのに、理由が分からないから逃れる方法も思いつかない。
行きつく先は自己批判です。
「よくわからないけど、きっと自分が悪いのだ」
と、「仮」の原因を自分に決めてしまうのです。
すると、そこからは怒涛の反省、批判、罪悪感、後悔が襲ってきます。
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