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春画

 春画は、主に羽織の裏、額裏に描かれます。  春画の描かれたものは、着ていく場所は決まっています。いつでもどこでもどんなときにも着ていいものではありません。それは、お茶屋さんです。  喫茶店のお茶屋ではありません。大人の遊び場、お茶屋さんです。  羽織は、自分で脱ぐものではなく、人に脱がせてもらうものです。  お茶屋のご主人に、「今日は暑いな」とかなんとか言って、暑くもないのに理由をつけて訴えるのです。すると、ご主人が羽織を脱がせてくれます。そこで、羽裏を見たご主人が、「おお。だんな、今日は粋ですな」とかなんとか言いながら、そっと、丁稚の小僧さんに、馴染みの御姐さんを呼びにいかせるのです。  もちろん、案内されるのも、離れの誰も来ないような特別なお部屋です。そこでの見たこと、聞いたことは、絶対に他言は無用なのです。 それ以外でのお茶屋さんでのそういう行為は厳禁です。  そういうことができるようになるには、かなりのお金を使い、常連以上のお付き合いがないと出来ません。 その辺のお茶屋さんに、そこそこ顔が売れてきたからと同じことをすると、出禁です。そもそも、馴染みの御姐さんの顔なんざ知らんがな。 そんな符号のような額裏の春画ですが、現在でも時折見かけます。 昔のような生々しいものではなく、ヤッテルことはヤッてるけど、肝心なところは描かれてない。 さて(笑 これを、海外縫製に持ってくるお店があります。 日本でこそ、春画は芸術ですが、海外に持っていくと、ただの猥褻画像になります。ズバリ、捕まります。逮捕です。 一度、ベトナムへ春画の額裏を輸出して、ベトナムからたいそう怒られたそうです。「
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